ヤマト運輸のサービスに「パソコン宅急便」というものがあります(「クール宅急便」のパソコン版)。
普通の宅急便よりも安全にパソコンを送れるもので、宅配による破損に対して、パソコン宅急便1個につき上限30万円(税込み)の補償もついています。
オークションや、転勤などによるパソコンの長距離移動、都会に出ていった息子のパソコンを送ることなどに重宝されています。
公式サイトに詳しい説明はありますが、全体像が分かりにくかったので情報をまとめました。
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この記事を読むとわかること
- ヤマト運輸の「パソコン宅急便」の詳細が明確に!
- 自分で梱包する場合の手順とポイントが解説されている。
- 補償制度と料金設定が具体的に示され、比較参考になる。
パソコン宅急便の料金と送料の詳細
パソコン宅急便で荷物を送る場合、流れは次のようになります。
【ほとんどをヤマト運輸に任せる場合】
- 公式サイトで「インターネットで集荷を依頼する」を選択し、各種入力をしていく
- パソコンの正常動作確認とデータバックアップを行った後、電源を切っておく
【すべて自分で行う場合】
- パソコン宅急便の専用BOXを購入する
- パソコンの正常動作確認とデータバックアップを行った後、電源を切っておく
- 専用BOXにパソコンと周辺機器を詰める
- 送り状を作成する。
- 集荷依頼または店舗へ持ち込む
個人的には、ほとんどをヤマト運輸に任せるのがオススメです。
専用BOXへの梱包や集荷もやってくれるので、非常に楽です^^
ちなみに、3の梱包作業から先は、普通の宅急便と同じ流れです。
パソコンを送る際には、安全と信頼性が最も重要ですね。パソコン宅急便は、その両方を提供してくれるサービスとして多くの方に支持されています。
公式サイトで「インターネットで集荷を依頼する」を選択する
画面の案内に従っていけば、梱包から集荷までやってくれます。
※パソコンの準備だけは自分でやる必要があります
画面入力は次のとおりです(実際に画面を見れば、直感的にすぐ分かると思います)
- 「国内に送る」を選択
- 「集荷伺い先を設定する」を選択し、氏名や集荷に来てもらいたい住所、連絡先を入力
- 「ご利用サービスを設定する」を選択し、「パソコン宅急便」を選択
- 「包装資材」「発送方法」を入力
- 「集荷希望日時」を入力
- 送り状の内容を入力
- 「この内容で集荷を申し込む」を選択
これが終われば、あとは「パソコンの正常確認、バックアップ、電源を切る」作業をすれば終わりです。集荷当日を待ちましょう。
包装資材については、「パソコン宅急便の専用BOX」を参照してください。
集荷日は、翌日から1週間以内で、指定なし、13時まで、あとは2時間おきに18時30分までが選択できます。
送り状の入力は「お届け先」「ご依頼主」「荷物の内容」「お届け希望日時」があります。
「荷物の内容」では、品名に「デスクトップパソコン」、「特に取り扱いに注意が必要な場合」に精密機械、ワレモノなど選択すればでよいかと思います。
お届け希望日時は、集荷希望日時の翌日から1週間以内、指定なし、午前中、あとは2時間おきに21時までが選択可能です。
パソコン宅急便の専用BOXの購入方法
すべて自分で行う場合は、公式サイトでパソコン宅急便の専用BOXを購入します。
箱のサイズごとの料金は次のとおりです
※2022/06/30現在の価格です。送料は別途かかります(後述)
- 100サイズ:1箱670円
- 140サイズ:1箱1,360円
- 160サイズ:1箱1,360円、1,520円(縦横高の比が違う)
目安として、普通サイズ(16.1インチ以下)のノートパソコンなら100サイズ、大きいサイズのノートパソコンなら140サイズ、デスクトップパソコンやモニタであれば160サイズになります。
キーボードやマウスなどの周辺機器も箱に入るのであれば一緒に送れます。
ヤマト運輸のサービスとしてのパソコン宅急便は、破損のリスクを最小限に抑えるための様々な工夫が施されています。安心してご利用いただけることをお約束します。
パソコン送り前の正常確認とデータバックアップ
ヤマト運輸に任せるにしろ、すべて自分で行うにしろ、以下の3つだけは必ず自分で行う必要があります。
- パソコンの正常動作確認
- データバックアップ
- 電源のオフにしておく
宅配が原因で破損した場合、パソコン宅急便1個につき上限30万円(税込み)の補償がついているため、「宅配前には正常に動作していたこと」を確認しておく必要があります。
正常動作が確認できない場合、補償が受けられなくなるので「パソコン宅急便」を使う意味が半減します-_-;
データバックアップについては、お金による補償はできてもデータは復旧できないことが理由です。
また個人情報保護のため、暗号化やパスワードをかけておくことが推奨されています。
電源のオフはいうまでもなく、安全に運ぶためです。
きちんとシャットダウンしておきましょう。
パソコン宅急便での梱包のポイント
すべて自分で行う場合は、ケーブル類は外して、パソコンと一緒に専用BOXに詰めてください。
キーボードやマウスなどの周辺機器も箱に入れましょう。
なお、梱包をヤマト運輸に任せる場合でも、ケーブル類は事前に外しておいた方がよいです。
パソコン宅急便の送り状の作成方法
すべて自分で行う場合は、個別に作業が必要です。
次のいずれかで送り状を作成します
- 送り状をヤマト運輸直営店や、コンビニエンスストア、その他取扱店などでもらってきて手書きする
- LINEやアプリで必要な情報を入力し、送り状をヤマト運輸直営店で発行する
- パソコンで必要な情報を入力し、プリンタで送り状を印刷する
bとcは60円の割引がありますが、利用にはメンバー登録が必要になります。
パソコン宅急便の集荷依頼と持ち込み方法
すべて自分で行う場合は、個別に作業が必要です。
次のいずれかで完了です。
- ヤマト運輸直営店や、コンビニエンスストア、その他取扱店に持っていく
- 電話で集荷を依頼する
※なお、インターネットで集荷依頼するなら梱包~送り状作成までやってくれます
店舗へもっていくと、100円の割引があります。
メンバー割引の「送料最大15%引き」の方が得ですが…
パソコン宅急便の料金
パソコン宅急便を使う場合のトータル料金は、1箱あたり2,060円~6,340円になります。最大割引された場合、1,850円~5,620円です。
※メンバー割引の「送料最大15%引き」。1の位は四捨五入
計算式は「専用BOX代+送料-割引」です。
専用BOX代は1箱670円、1,360円、1,520円のいずれか。
送料は距離とサイズで決まっていて100サイズ~160サイズの場合、1,390円~4,820円になります。
(同一地域が最安、北海道~沖縄が最高)
詳細な送料は公式サイトの「宅急便運賃一覧表:全国一覧」か、宅配元・宅配先を選択すれば確認できます
パソコン宅急便と佐川急便の違い
佐川急便にも「精密機器輸送サービス」というものがありますが、残念ながら依頼者が法人でないと利用できません。
パソコン宅急便と同じように、専用BOXを持ってきてもらって、梱包もしてくれます。
料金は、運賃、専用BOX使用料、梱包手数料のパッケージ料金で決まっているとのことですが、公式サイトでは「詳しくは、担当の営業所にお問い合わせください」とあるので、一律で決まっているわけではなさそうです。
パソコン宅急便の利用ガイドまとめ
パソコン宅急便で送る場合に必要な情報を、見やすいようにまとめてみました。
公式サイトにはもちろん詳細な情報が十分にあるのですが、細かい注意書きが気になって、自分には全体像が見えませんでした^^;
結論としては「インターネットで集荷を依頼する」を選択すれば、あとは流れでいけます。
ご利用の際はご参考ください。
それでは、安心のパソコン移動を!
この記事のまとめ
- 「パソコン宅急便」はヤマト運輸の専用サービス。最大30万円の補償付き。
- 梱包から集荷までの詳細な手順とポイントが解説。
- オンラインで簡単に集荷依頼可能!専用BOXも購入できる。
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