2024年6月11日~13日に東京ビッグサイト(国際展示場)で開催された、DX総合EXPOに参加してきました!
IT業界に入ったばかりの新人にとっては
「DX総合EXPOってなに?」
「参加して意味あるの?」
という感じだと思います。
結論から言うと「新人でも参加する意味がある」と思います。
イベントの雰囲気や私の体験なども併せて紹介させていただきます。
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この記事を読むとわかること
- DX総合EXPOの概要と目的
- 新人SEが参加するメリット
- イベントの体験談と雰囲気
DX総合EXPOとは何か?
DX総合EXPOは、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する最先端の知識と技術を共有するための大規模なイベントです。
年4回、春夏秋冬に開催されており、企業や技術者が集まってDXの最新動向を共有したり、製品を紹介したりする場となっています。
ここでは、DX総合EXPOの概要と目的について詳しく説明します。
DX総合EXPOの概要と目的
平たく言えば、DXに関する「講演」と「商談」の2つが行われる場です。
DX総合EXPOは、企業のDX推進を支援するための情報とリソースを提供することを目的としています。
このイベントでは、多くの企業や業界専門家が集まり、最新の技術トレンドや事例紹介が行われます。
また、参加者同士が直接交流することで、新たなビジネスチャンスやパートナーシップが生まれる場でもあります。
主要なテーマと講演内容
DX総合EXPOでは、以下のような主要テーマが取り上げられます:
- DX人材育成、導入
- 人工知能(AI)と機械学習
各テーマに関する専門家による講演やパネルディスカッションが行われ、参加者は最新の知識と実践的なアドバイスを得ることができます。
さらに、ワークショップやデモンストレーションを通じて、実際の技術を体験する機会も提供されます。
なお、同じ会場でBIJ(ビジネスイノベーションジャパン)というイベントも開催されています。
会場内での垣根は特にないため、意識せずに迷い込んでしまうかもしれません^^;
そちらのテーマは以下のようになっています。
- 経営支援
- 人材育成・採用支援
- SDGs・ESG支援
- 働き方改革
- ウェルビーイング
- 販売支援
参加方法
参加に特別な条件は不要です(出展側として参加する場合はキチンとした手続きが必要です)。
ホームページから会員登録を行い、入場証を印刷するだけです。
入場証には氏名の他に、会社名、役職、業種を記載します(ちなみに私は「その他」です。なんでコレを選択したんだろう?)
印刷を忘れても、当日、会場で印刷できるので慌てなくても大丈夫です^^
イベント全般に言えることですが、名刺が必要となるケースもあるので、新人であっても、一応、持っていくのが安心です。
新人SEがDX総合EXPOに参加する意味は?
基本的には課長や部長など、決裁権のある人がメインターゲットですが、新人であっても、DX総合EXPOに参加する意味はあります。
その理由を紹介していきます。
講演に参加することで市場の傾向が分かる
新人にとっては、講演の参加がもっともおススメです。
普段は目の前の仕事でいっぱいで、市場の抱える問題や取り組みまで関心が及ばないのではないでしょうか?
講演では、名だたる有名企業の取り組みが主なテーマとなります。
その企業が抱える課題、どのように解決していったのか、今後どうしていくのか、ということを40分という短い時間ながら説明してもらえます。
新人にとって、これの何が良いのかといえば「社外(市場)に目を向けるきっかけとなる」ことです。
社内だけだと煮詰まってしまうこともありますが、今いる世界がすべてではないということを実感できると思います。
ベンチャー企業の熱意に触れられる
DX総合EXPOに出展できるようなベンチャー企業の方は、基本的に優秀で熱意に溢れています。
話しを聞いていると、いかに危機感をもっているか、いかに多くのことを勉強しているか、いかにしっかりと未来を考えているか、という点で圧倒されるかもしれません。
相手の熱意に感化されて、自分のモチベーションも上がるというメリットもあるかもしれませんが、「市場のレベル」に触れることが新人にとって大きなメリットになります。
現在の自分のレベルと、目指すゴールのレベルのギャップを知ることで、努力の量や方向性を考え直すきっかけになります。
DX総合EXPO参加の体験談
私が参加したときの体験談を共有します。
上司やや他の人と一緒だと、気を遣ったりしてハードルが高くなるので、一人で無邪気に楽しんできました^^
事前準備
最初に、DX総合EXPOのホームページから会員登録をして、入場証を印刷します。
ただ私の場合、前回のDX総合EXPO(2023年冬)で会員登録済みだったためか、会社宛てに案内ハガキが来ていました。
続いて、DX総合EXPOのホームページから興味のある講演を予約していきました。
難しいことは考えず「興味があるテーマ」「興味がある企業」でスケジュールが合うものを選んでいきました。
興味だけで選んでいたら、前回のDX総合EXPO(2023年冬)で聞いた企業の講演と同じものを選んでました^^
当日会場へ
いざ、東京ビッグサイトへ!
朝一の講演(9:30開始)を予約していたので、早起きしていきました。
到着は9時ごろでしたが、すでに結構な人が…(すいてるけど)。
出展側の方が先行入場なので、間違えて入ろうとしないように注意。
待ち時間でちょっと東京ビッグサイトを見学(トイレの場所と昼食の場所探し)してから入場です。
ひたすら講演を聞く
商談をする予定はなかったので、ひたすら講演を聞いてました。
企業名をぼかす理由は無いかもしれませんが、一応ぼかして感想を書いていきます。
※細かい話しなので、新人には退屈かもしれません。読み飛ばしてOKです。
9:30~10:40:某大手教育関連企業のDX導入の取り組み
大手の講演は大会場を使います。
300人以上は入れる感じですが、朝一でも満員なのはさすが。
DX導入のために画期的な何かをしたというのではなく、できることから少しずつ進めて徐々に広げていったという感じ。推進する側としては勇気づけられる内容でした。
「できることから少しずつ」なんて消極的な方法でいいのか?と不安もありましたが、成功例を紹介してもらったので「これでいいんだ」と安心しました。
11:00~11:40:某大手酒造メーカーのDX導入の取り組み
始めは聞く予定がなかったので、直前に予約を追加。スマホでワンタッチなのは楽ですね。
こちらはDX導入の進め方が王道でした。
- 全社員(6000人!)に基礎教育
- さらにやりたい人を選別(900人!)
- さらに推進側をやりたい人を選別(200人!)
3年かけて進めてるそうで、今回はそこまでの総括だそうです。本気を感じました…!
これでも、まだ技術力不足が課題とのこと。DX導入って大変だなぁと思いました。
13:00~13:40:某ベンチャー企業のDX人材育成プログラム紹介
前回のDX総合EXPO(2023年冬)でも聞いた企業の講演です。
ベンチャー企業は基本的に小スペース(20~30人規模の会場)での講演になります。
事前に予約してきましたが、テキトーにぶらぶら会場を見ている途中で、興味を惹かれたら聞いていくというのもアリです。
前回の商談で不満を言った内容が、今回解消されていたのはさすがのスピード感だなと思いました。
(DXレベル診断テストが一番の目的だったが、無料の体験版ではそれが含まれてなかった)
ちなみに、講演内容も前回よりパワーアップしていました^^
14:00~14:40:某ベンチャー企業?の人材育成セミナー紹介?
タイトルに「?」が多いのは、初めから参加していないからです。
予約していたわけではなく、次の講演会場を確認するために立ち寄ったら、たまたま興味を惹かれた感じです^^
管理職に対する人材育成の話でした。管理職は大変ダナーと思いました(棒)。
16:00~16:40:某ベンチャー企業の「セミナーの効果測定」方法の紹介
ベンチャー企業の熱意を最も感じた講演でした。
大学の准教授、かつ、ベンチャー企業社員の方が講師でした。
まさに「産学協同」…感動しました!
マーケッタに理学博士や経営学博士など超頭脳集団が集まって「効果のあるセミナーを赤字企業に導入していく」というストレスすごそうなことをされてました。
内実はブラックぽいですが、熱意がスゴイ。これが…若さか!
15:50~15:55:某ベンチャー企業の新卒採用サイトの紹介
講演ではないですが、講演の開始までちょっと時間があったときに誘われたので、話を聞いてみました。
企業と新卒学生のマッチングサイトですが、学生は自分のプロフィールと登録して待つだけ。
企業から学生をスカウトするというアクセス方法しかないのが特徴です。
他の大手マッチングサイトより安いのと、スカウト条件は企業が決められるのがメリットでしょうか。
学生には口コミで広まってるとか。最近の学生は大変ダナーと思いました。
昼食
昼食は当然、東京ビッグサイトで食べました。
会場だった西側はお店が少ないので、あえて東側に行きました。
立地の関係でお値段はお高め(1,200~2,000円)ですが、お弁当やコンビニ、チェーンなら価格を抑えることも。
お昼時はどこも混んでいるのもしょうがないです。
特に「築地~」という和食屋さんはヘルシーでリーズナブルなのが人気なのか、非常に混んでいて諦めました…。
代わりにC&Cで「スペシャル定食」を食べました。おひとり様でも入りやすい、回転が早いのでお気に入り^^
雰囲気
スーツで行くのがなじみます。
基本的にはビジネスで来ている人ばかりのため、上司と部下、同僚、ノートパソコン持参のエリートサラリーマンと様々ですが、中には和気あいあいとした女性陣もいました。
オタクの祭典ほど混雑しておらず、かといってガラガラというわけでもない、ちょうどいい込み具合。
会場もアピールがスゴイので、活気があります。
(人込みが苦手、客引きが苦手な方はちょっと辛いかも。スルースキル必須)
まとめ
DX総合EXPOについて、新人の参加の意味と、体験談を紹介しました。
堅苦しいものではないので、人生に一度くらいは参加しても面白いと思います。
次回は2024年2月頃でしょうか。
東京見物がてらにでも、ぜひ参加してみてください。
この記事のまとめ
- DX総合EXPOはDXに関する大規模イベント
- 新人SEでも参加する意義がある
- 市場の傾向を知るきっかけになる
- ベンチャー企業の熱意に触れられる
- 講演で最新の技術トレンドを学べる
- 名刺や入場証の準備が必要
- 講演のスケジュール予約が推奨
- ビジネスマン向けの雰囲気がある
- 一度は参加してみる価値がある
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