本ページにはプロモーションが含まれています

パソコンを初期化するとどうなる?実行した後の状態と注意点をご紹介

パソコン

「パソコンを初期化するとどうなるのか」

言葉から、なんとなく意味は分かると思います。
実際、昔は言葉通りの意味しかありませんでした。

しかし、最近のパソコンは、「初期化」という言葉からだけでは分からないほど、便利になっています。

これらの便利機能は、先人たちの「あったらいいな」が実現されたものです。
昔からパソコンを使っている人であれば、「楽になったなー」と感じると思います。

便利になった分、覚えることも多くなったので、重要な情報に絞って紹介します。

関連記事:パソコンが初期化出来ない!初心者がとりあえずチェックすべきこと
関連記事:パソコンが固まった時の対処法と、シャットダウンが終わらない原因
関連記事:パソコンの矢印操作ができない時の対処法ガイド

この記事を読むとわかること

  • パソコンの初期化がどのように行われるかの詳細
  • データを残したまま初期化する手順と注意点
  • クリーンインストールや回復ドライブの活用方法

パソコンを初期化するとどうなるか

パソコンを初期化すると、基本的にはパソコンを新品で購入したときの状態に戻ります
それまでにインストールしたアプリケーションや保存したデータも当然消えます。

「初期化」という言葉から、ここまではイメージできる思います。
実際、昔のパソコンでは「初期化」は全部消すことだったので、必要なデータは事前にバックアップをしておく必要がありました。

しかし、最近のパソコンでは、一部のデータは残したまま、キレイにしたい部分だけをキレイにすることができます。

Windows10の場合は、次のものが残せます。

  • 自分で作成したファイルや設定内容
    ※具体的には「ユーザー」フォルダ(C:\Users)の中にあるもの
  • Windows OSのシステム部分以外
    ※アプリケーションやアカウントも残せる

自分が知らないうちに溜まっていくゴミデータ。
そんな部分だけを消して、新品同様の安定した環境に戻すことができるようになりました。

データを残したままパソコンを初期化する方法

このPCを初期状態に戻す

一番お手軽、簡単な方法なのでおススメです。
残せるのは自分で作成したファイルや設定内容だけですが、「なんだかキレイにしたい」という気持ちにはピッタリの初期化方法になります。
※残せるのは、具体的には「ユーザー」フォルダ(C:\Users)の中にあるものだけです

  1. スタートメニューの「設定」アイコン(歯車みないなやつ)を選択
  2. 「更新とセキュリティ」を選択
  3. 画面左側メニューの「回復」を選択
  4. 画面右側に表示される「このPCを初期状態に戻す」の「開始する」を押す
  5. 「個人用ファイルを保持する」を選択

最後の選択肢を間違えるとすべて消えてしまうので、気を付けてください。

上書きインストール

アップグレードインストールとも呼ばれます。

Windows OSのシステム部分以外、すべて残せます。
(というかWindows OSのシステム部分だけを初期化する方法です)

「新しいアプリケーションを入れたわけでもないのに、パソコンが不安定」という場合、こちらを試す価値があるかもしれませんが、非常に手間と時間がかかります。
余裕のあるときにやりましょう。

準備1:インストールメディアの用意

作業の全体像としては、公式サイトにある「セットアッププログラム」をダウンロードして、インストールメディア(8GB以上のUSBメモリ)に保存する必要があります。
手元にない場合、購入しておきましょう。

準備2:セットアッププログラムのダウンロード

  1. 公式サイトを開く
  2. OSを選ぶ
    ※例としてWindows10を選びます
  3. 「PCへのWindows 10 のインストールをご希望ですか?」のところの「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしてファイルを保存する。
    ※OSごとにメッセージとボタンが違います。基本は「ディスクイメージ」です
  4. 「MediaCreationTool」をクリックして実行
  5. 表示された「ユーザーアカウント制御」画面で「はい」をクリック
  6. 表示された「ライセンス条項」画面で条項を確認し、「同意する」をクリック
  7. 「別のPCのインストールメディアを作成する」を選び「次へ」をクリック
    ※Windowsのイメージファイルがダウンロードされるので気長に待ちましょう(あと2回待ち時間あり)
  8. エディション選択画面で「このPCにおすすめのオプションを使う」を選び「次へ」をクリック

準備3:インストールメディアへの保存

  1. 準備1で用意したUSBメモリをパソコンに接続
  2. 「USBフラッシュメドライブ」を選択して「次へ」をクリック
  3. USBを接続したドライブを選んで「次へ」をクリック
    ※インストールディスクが作成されるので気長に待ちましょう(あと1回待ち時間あり)
  4. 「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら完了

お疲れさまでした!
やっと準備が整いました。

これからようやく実行が始まります^^;

実行

※準備3で用意したUSBメモリはパソコンに接続しておいてください

  1. エクスプローラーでUSBメモリを右クリックしてメニューから「開く」を選択
  2. 表示されたファイルの一覧から「Setup」をダブルクリックして実行
  3. 表示された「ユーザーアカウント制御」画面で「はい」をクリック
  4. 表示された「Windows 10セットアップ」ウィンドウで、「Windows セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックして「今は実行しない」を選択
  5. 表示された「ライセンス条項」画面で条項を確認し、「同意する」をクリック
  6. 「インストールする準備ができました」と表示されたら「引き継ぐものを変更」をクリック
  7. 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」「個人用ファイルのみを引き継ぐ」「何もしない」からどれかを選んで「次へ」をクリック
  8. 「インストール」をクリック
    ※上書きインストールが始まります。最後の待ち時間です。再起動が何回かされますが触らないように。

今度こそお疲れさまでした!
これで上書きインストールがようやく終わります。

全部消す方法

「初期化」の言葉のイメージどおり、全部消す方法です。

間違っても全てのフォルダを選択→削除とかやらないでくださいね^^;
(昔は意外とそういう人がいました)

クリーンインストール

昔ながらの方法といえばコレ。
インストールメディアを使った初期化です。

クリーンインストールの特徴は、パソコンが壊れていても初期化できることです。
(本体が壊れていたらダメです。あくまで、データが変な風になってしまった時です)

そんなわけで、昔ながらの方法ですが、最後の砦として残っています。

  1. 上書きインストールの準備1~3と同じ手順で作成
  2. パソコンの電源を切り、USBメモリを接続
  3. パソコンの電源を入れ、USBメモリから起動させる
    ※いわゆるUSBブート。必要ならbios設定を変更(F2、F3、F8、F9、F12、Escなど押す)
  4. 表示された「Windowsセットアップ」画面にて、言語、キーボードなどを確認して「次へ」をクリック
  5. 「今すぐインストール」をクリック
  6. 表示された「Windows のライセンス認証」画面では、プロダクトキーを入力
    ※持っていない場合「プロダクトキーがありません」を選んでください。
  7. OSを選択
  8. 表示された「ライセンス条項」画面で条項を確認し、「同意する」をクリック
  9. 「Windows のみをインストールする」をクリック
  10. インストール場所を選び、「次へ」をクリック
  11. 「続けるには、Windowsを再起動する必要があります。」と表示されたら「今すぐ再起動」を選択

このPCを初期状態に戻す

こちらは便利機能になります。
インストールメディアは不要で、画面の選択だけで初期化できます。

会社とかで他の人にパソコンを渡すときは、この方法が便利です。
※「データを残したままパソコンを初期化する方法」と最後だけ違います

  1. スタートメニューの「設定」アイコン(歯車みないなやつ)を選択
  2. 「更新とセキュリティ」を選択
  3. 画面左側メニューの「回復」を選択
  4. 画面右側に表示される「このPCを初期状態に戻す」の「開始する」を押す
  5. 「すべて削除する」を選択

回復ドライブ

こちらも便利機能です。
回復ドライブの特徴は、「クリーンインストール」の特徴に加えて、OSのアップデートが最新の状態であることです。

準備:インストールメディアの用意

「クリーンインストール」の便利版なので、こちらもインストールメディア(8GB以上のUSBメモリ)が必要です。作り方は次のとおり。

  1. スタートボタンをクリック
  2. 「Windowsシステムツール」をクリック
  3. 「コントロールパネル」をクリック
  4. 「回復」をクリック
    ※表示されていない場合、「表示方法:カテゴリ」を他のものに変更してください
  5. 「回復ドライブの作成」をクリック
  6. パソコンにUSBメモリを接続し、回復ドライブを作成
  7. 回復ドライブの準備ができました”というメッセージが表示されたら完成

実行

USBブートするまでは「クリーンインストール」と同じです。

  1. パソコンの電源を切り、USBメモリを接続
  2. パソコンの電源を入れ、USBメモリから起動させる
    ※いわゆるUSBブート。必要ならbios設定を変更(F2、F3、F8、F9、F12、Escなど押す)
  3. 「キーボードレイアウトの選択」が表示されたら「Microsoft IME」を選択
  4. 「オプションの選択」から「ドライブを回復する」を選択
  5. 「ファイルの削除のみ行う」、「ドライブを完全にクリーンアップする」のどちらかを選択
  6. 「回復」をクリックすると、回復(初期化)が開始される

まとめ

パソコンを初期化するとどうなるのかについて、全体的にどうなるのか、1つ1つの初期化方法ごとのどうなるのかを紹介しました。

昔ながらの方法が安心、という方もいるとは思いますが、この業界はどんどん便利に楽になっていくので、新しいものもぜひ使ってみてください。
もう昔には戻れなくなりますよ^^

それでは、楽ちんなパソコンライフを!

この記事のまとめ

  • パソコンを初期化すると、購入時の状態に戻る
  • 「データ保持」と「全消去」など、初期化方法を選択可能
  • 上書きインストールやクリーンインストールの手順を解説
  • 回復ドライブの利用で最新のシステム状態に戻すことが可能
  • 用途に応じた初期化方法で効率的なPCメンテナンスを実現

関連記事:パソコンが初期化出来ない!初心者がとりあえずチェックすべきこと
関連記事:パソコンが固まった時の対処法と、シャットダウンが終わらない原因
関連記事:パソコンの矢印操作ができない時の対処法ガイド

タイトルとURLをコピーしました