この記事を読むとわかること
- MCPとMCPサーバの違いと役割の理解!
- ゲームコントローラの例で学ぶMCPの仕組み!
- Slack MCPや自作MCPによる具体的な活用イメージ!
最近、AI関連の記事や動画を見ていると「MCP」という言葉を見かける機会が増えました。
私も1年ほど前にMCPを触ったことがあります。
しかし当時は「MCPはUSB-Cのようなもの」と説明されても、正直よく分かりませんでした。
その後、自作MCPを作ったり仕組みを調べたりする中で、ようやく自分なりのイメージが持てるようになりました。
今回はそんな経験を踏まえながら、MCPとは何かを初心者向けに分かりやすく整理してみます。
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MCPとは何か
MCPを理解するうえで大切なのは、最初から厳密な定義を覚えようとしないことです。
まずは「何のために存在するのか」をイメージできれば十分だと思います。
MCPは「Model Context Protocol」の略で、AIと外部ツールを接続するための共通ルールです。
最近ではSlackやGitHub、Notionなど、多くのサービスがMCP対応を進めています。
公式には「AIとツールを接続するためのプロトコル」と説明されます。
ここでいうプロトコルとは、通信ルールや約束事のことです。
例えば、Webサイトを見るためのHTTPもプロトコルです。
メールを送るためのSMTPもプロトコルです。
MCPも同じように、AIとツールがやり取りするためのルールを定めています。
ただ、私は最初この説明だけでは理解できませんでした。
「プロトコルと言われても、それで何ができるのか分からない」というのが正直な感想でした。
そこで初心者向けに一言で表現するなら、私はこう説明したいと思います。
MCPとは、AIがツールを利用するための共通ルール
まずはこのイメージで十分です。
私がMCPを触ることになったきっかけ
私が最初にMCPを触ったのは、会社でAI関連の技術調査を行っていた頃でした。
もともとAIに興味があり、ブログでも活用していたため、社内でこうした調査を任されることが多かったのです。
その中で、当時出始めだったMCPも試してみようということになりました。
利用していたのはVS CodeとClineです。
AWS Documentation関連のMCPを試したり、後には自作MCPも作ったりしました。
しかし、実際に触ってみても最初はよく分かりませんでした。
当時よく見かけた「MCPはUSB-Cのようなもの」という説明も、私にはあまりピンと来ませんでした。
USB-Cと言われても、「結局MCPって何なのだろう」と思っていたのです。
今振り返ると、私はツールを使うことばかり考えていて、仕組みそのものを理解できていなかったのだと思います。
MCPサーバをゲームに例えると分かりやすい
MCPそのものは通信ルールです。
しかし私たちが実際に触るのは、そのルールに従って作られた「MCPサーバ」です。
Slack MCPもそうですし、GitHub MCPやファイル操作用MCPもそうです。
私自身、MCPを理解するきっかけになったのは、自作MCPを作ったことでした。
そして最近、お風呂に入りながら考えていて思いついたのが「ゲーム」の例えです。
今のところ、この例えが一番しっくりきています。
ゲームの世界で考えてみる
ゲームをするとき、プレイヤーはキャラクターを動かしたいと思います。
移動したり、ジャンプしたり、攻撃したり。
そのためにゲームコントローラを使います。
しかし普通は、その裏側の仕組みを意識しません。
- ボタン入力を受け取る
- 電気信号へ変換する
- ゲーム機が処理する
- ゲームキャラクターを動かす
プレイヤーは「ボタンを押したら動く」と理解していれば十分です。
MCPサーバの世界に置き換えると
この関係をMCPに置き換えると、私は次のように考えています。
| ゲームの世界 | MCPの世界 |
|---|---|
| プレイヤー | 人間 |
| ゲームコントローラ | AI |
| ゲーム機 | MCPサーバ |
| ゲームキャラクター | Slackやファイル操作プログラム |
図にすると次のようなイメージです。
人間 ↓ AI ↓ MCPサーバ ↓ Slackやファイル操作プログラム ↓ 結果
例えば人間がAIに、
「Slackの会話を要約して」
と依頼します。
AIはその指示を理解し、MCPサーバを利用します。
MCPサーバはSlackと連携し、必要な情報を取得します。
そして結果がAIを通じて返されます。
利用者から見ると、AIがSlackを直接操作しているように見えるかもしれません。
しかし実際には、その間でMCPサーバが橋渡しをしています。
もちろん、この例えは技術的に厳密なものではありません。
ただ、私自身はこのイメージを持ってからMCPを理解しやすくなりました。
初心者の方も、まずはこのくらいの理解で十分だと思います。
MCPとMCPサーバの違い
ここで一度整理しておきましょう。
MCPは通信ルールです。
一方でMCPサーバは、そのルールに従って動作するプログラムです。
HTTPという通信規約だけではWebサイトが表示されないのと同じで、MCPもルールだけでは何も起きません。
Slack MCPやGitHub MCPのような実装があって初めて、AIはツールを利用できるようになります。
私が最初に混乱したのも、この違いを意識できていなかったからかもしれません。
自作MCPで理解できたこと
私がMCPを少し理解できるようになったのは、自作MCPを作ったときでした。
出来合いのものを使うだけでは、どうしても概念が頭に入ってこなかったからです。
そこで初心者向け書籍のサンプルを参考にしながら、自分でも試してみることにしました。
ファイル作成用のMCPを作った
作ったのはとてもシンプルなものでした。
AIからの指示を受けて、ローカル環境にファイルやディレクトリを作成するだけです。
例えば、
「sampleフォルダを作成して」
と指示すると、実際にフォルダが作られます。
今振り返ると非常に単純な仕組みです。
しかし、この体験が私にとっては大きな意味を持っていました。
思ったより簡単だった
実際に作ってみて最初に感じたのは、
「意外と簡単だな」
ということでした。
MCPという言葉から想像していたほど難解なものではありませんでした。
少なくとも、「理解不能な最先端技術」ではなかったです。
むしろ、AIが利用できる機能を追加する仕組みとして見ると、とても素直な設計に感じました。
ただし、「動いた=理解した」ではありません。
サンプルを動かしただけでは、本質的な理解にはなかなかたどり着けませんでした。
それでも、自作したことで少しずつイメージが持てるようになったのは確かです。
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Slack MCPはどんなことに使われるのか
ここまでMCPとMCPサーバのイメージを説明してきました。
では、実際のMCPサーバはどのように使われているのでしょうか。
代表的な例の一つがSlack MCPです。
これはAIがSlackを利用するためのMCPサーバです。
人間がAIへ指示を出すと、AIはSlack MCPを通じてSlackの情報を取得したり、必要な操作を実行したりできます。
Slack MCPでできること
Slack MCPを利用すると、例えば次のようなことが可能になります。
- チャンネルの検索
- メッセージの検索
- スレッドの取得
- 会話内容の要約
- ナレッジの整理
- メッセージの投稿
例えば次のような依頼です。
「今週の障害対応チャンネルを要約して」
「昨日の設計レビューで決まった内容を整理して」
「Project-Aの未解決課題を抽出して」
従来は人間がSlackを検索し、情報を集めていました。
しかしMCPサーバを利用すると、その作業の一部をAIが代行できるようになります。
初心者は「AIがSlackを使えるようになる仕組み」と考えれば十分
実際には認証や権限管理など、さまざまな技術要素があります。
しかし初心者の段階では、そこまで深く理解する必要はありません。
まずは、
AIがSlackを利用できるようになる仕組み
くらいの理解で十分だと思います。
私自身も最初はその程度の理解から始まりました。
MCPはこれからどう広がるのだろう
正直なところ、私はMCPに対して過度な期待をしているわけではありません。
「MCPが全てを変える」と言い切れるほど詳しいわけでもありません。
ただ、今後さらに活用シーンは増えていくのだろうと感じています。
MCPを提供する側はかなり頑張っている
この1年ほどで、MCPを取り巻く環境は大きく変わりました。
SlackやGitHub、Notionなど、多くのサービスがMCP対応を進めています。
以前は実験的な印象もありましたが、現在は実際の業務利用を見据えた動きが増えてきました。
MCPサーバを提供する企業や開発者は、本当に頑張っていると思います。
価値を生むのは使う側のアイデア
一方で、利用する側はどうでしょうか。
結局のところ、MCPそのものが価値を生むわけではありません。
どのように活用するかによって価値が決まります。
Slackを要約するのか。
ドキュメントを検索するのか。
ローカルファイルを操作するのか。
使い方のアイデア次第で便利さは大きく変わるでしょう。
少し怖さも感じている
もう一つ感じることがあります。
それは、AIにローカル環境を触らせることへの不安です。
私自身、自作MCPでファイル作成を試したことがあります。
だからこそ、AIができることが増えるほど権限管理が重要になると感じています。
便利になるのは良いことです。
しかし、何でも自由に操作できる状態が良いとは限りません。
今後MCPが普及するほど、安全性や運用ルールも重要なテーマになるでしょう。
FAQ
Q.MCPとは何ですか?
MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部ツールを接続するための共通ルールです。
Q.MCPサーバとは何ですか?
MCPのルールに従って動作するプログラムです。
Slack MCPやGitHub MCPなどが代表例です。
Q.MCPとAPIの違いは何ですか?
APIは機能そのものです。
MCPはAIがそれらの機能を利用するための共通ルールです。
Q.Slack MCPとは何ですか?
AIがSlackの情報を取得・検索・活用するためのMCPサーバです。
Q.MCPは初心者でも理解できますか?
はい。まずは「AIがツールを利用するための共通ルール」と理解すれば十分です。
まとめ
この記事では、MCPについて私自身の体験を交えながら整理してみました。
私は1年ほど前にMCPを触りましたが、最初は正直よく分かりませんでした。
「MCPはUSB-Cのようなもの」と説明されても、当時の私にはあまりピンと来なかったのです。
その後、自作MCPを作ったり、改めて仕組みを調べたりする中で、少しずつイメージが持てるようになりました。
今の私なりの理解をまとめると、次のようになります。
- MCPはAIとツールを接続するための共通ルール
- MCPサーバはそのルールに従って動作するプログラム
- 私たちが実際に利用するのはMCPサーバ
そして、その関係を理解するのに役立ったのがゲームの例えでした。
| ゲームの世界 | MCPの世界 |
|---|---|
| プレイヤー | 人間 |
| ゲームコントローラ | AI |
| ゲーム機 | MCPサーバ |
| ゲームキャラクター | Slackやファイル操作プログラム |
もちろん厳密な技術説明ではありません。
それでも、初心者がMCPの全体像を理解するには良いイメージだと思っています。
もしこの記事を読んで、
「MCPってそういうものなのか」
と思っていただけたなら、今回の目的は達成です。
私自身もまだ勉強中ですが、今後どのように発展していくのか引き続き追いかけていきたいと思います。
情報ソース・引用元
- Model Context Protocol 公式ドキュメント
- Anthropic「Introducing the Model Context Protocol」
- Slack MCP Server 公式ドキュメント
本記事では、上記の公式情報を参考にしながら、筆者自身が約1年前にVS CodeとCline環境でMCPを試した経験を交えて解説しています。
当時はAWS Documentation関連のMCPや、自作のファイル作成MCPを利用していました。
なお、MCP関連技術は現在も急速に進化しています。最新の仕様や対応状況については、公式ドキュメントも併せてご確認ください。
この記事のまとめ
- MCPはAIとツールを接続するための共通ルール!
- 私たちが実際に利用するのはMCPサーバ!
- ゲームに例えるとMCPサーバの役割をイメージしやすい!
- Slack MCPはAIがSlackを利用するための仕組み!
- まずは「AIがツールを使う仕組み」と理解すれば十分!
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