「1日中パソコンをつけていたら、電気代がたくさんかかってしまうのでは?」
「在宅ワークになると、電気代・光熱費がかかる分、会社で働くより損してしまうのでは?」
こんな疑問を持ったことはないでしょうか。
在宅ワークが普及しはじめてから2年が経ちますが、ハッキリとした変化がないため、モヤモヤしますよね。
そこで、実際にどのくらいのお値段になるのか、計算してみました!
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- パソコンの電気代を計算し、他の家電との比較がわかる
- 在宅ワークによる電気代の増加が大きな負担にならない理由がわかる
- エアコンなど他の家電の電気代節約が効果的であることが理解できる
パソコンの電気代:1日分
電気代は次の計算式で算出できます。
「消費電力」×「時間」×「電気代の単価」=「電気代」
パソコンに当てはめると、おおよそ次のとおりです。
【デスクトップパソコンを1日中つけていた場合】
50~150W × 24時間× 0.027円 = 1日あたり、32~97円
【ノートパソコンを1日中つけていた場合】
20~30W × 24時間× 0.027円 = 1日あたり、13~19円
※「電気代の単価」は「新電力料金目安単価 全国家庭電気製品公正取引協議会」より、1000W×1時間=27円で計算しています
※計算結果は小数点以下を四捨五入しています。
1日あたり、うまい棒1本分~ジュース1杯分くらいになります。
パソコンの電気代は他の家電と比べると高いのか
結論から言うと、他の家電と比べて、特に高いことはありません。
【参考記事】電力消費量のグラフが捏造されていたと物議。本当のところどうなの?
「機器の買換で省エネ節約 経済産業省資源エネルギー庁」のページに載っているものと比較すると次のとおりです。
- 冷蔵庫:1年間で、7,911円
- 照明器具:1年間で、405円
- テレビ:1年間で、2,268円
- エアコン:1年間で、21,897円
上のページに載っているものは、実際の使い方に合わせたものになっているので、パソコンも同じようにしてみます。
- デスクトップパソコン:1年間で、7,884円
- ノートパソコン:1年間で、1,971円
※1日8時間で365日、消費電力は平均値で計算しています。これでもだいぶ使いすぎですが^^;
比べてみると、デスクトップパソコンを使い倒すような人で冷蔵庫と同じくらい。
在宅ワークで会社にリモートアクセスしているような人で、テレビよりちょっと安いくらいです。
エアコンの方が圧倒的に高いので、電気代が気になる方は、そちらを気にした方が効率的かもしれません。フィルタの掃除や設定温度、部屋の広さにより大きく変動するようです。
パソコンの電気代の分だけ在宅ワークは損?
エアコンや、パソコンの電気代がかかる分、会社に通うよりも損をしているのでしょうか?
試算すると、金銭的にはそれほど変わらないことが分かります。
※もちろん、元の生活スタイルにもよります
「機器の買換で省エネ節約 経済産業省資源エネルギー庁」のページに載っている情報をもとに、1日あたりの電気代を計算してみます。
- 照明器具:1日あたり、1円
- エアコン:1日あたり、60円
- デスクトップパソコン:1日あたり、22円
合計で100円いかないくらいです。ノートパソコンなら、1日あたり5円なので、さらに下がります。会社に通っていたら、朝のコンビニコーヒーだけでオーバーしますね^^;
会社ならコーヒーが無料だったり、在宅ワークでも朝のコンビニコーヒーは欠かせない、という方であれば結果は変わりますが、自宅でもさほど変わらないという方が大半だと思います。
まとめ
1日のパソコンの電気代について、いかがだったでしょうか。
ちゃんと計算してみると、意外と大したことがないのがお判りいただけたと思います。
実際のところ、会社のようにたくさんのパソコンを持っていない限り、「電気代の節約」は家計の改善にはつながりづらいです。
娯楽費・通信費・外食費を見直すか、副業でも始めた方がよほど効率的かと…。
パソコンの電気代は気にせず、しっかりと在宅ワークに励んでください^^
それでは、スッキリした在宅ワークを!
この記事のまとめ
- パソコンの1日あたりの電気代を算出
- 他の家電と比較し、電気代の負担がそれほど大きくないことを解説
- 在宅ワークでの電気代増加が大きな負担にならない理由を説明
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