この記事を読むとわかること
- シャベルの基本コマンドと使用手順がわかる
- 音声や読み上げ設定のカスタマイズ方法が理解できる
- 辞書機能や管理者向け設定でより快適に使うコツを学べる
Discordでの通話や配信をもっと便利にしたいと思ったことはありませんか?
そんなときに活躍するのが、音声読み上げBOT「シャベル」です。
この記事では、シャベルを使いこなすために知っておきたい基本コマンドから、便利な設定、細かなカスタマイズ方法までをわかりやすく解説します。
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まず覚えたい!シャベルの基本コマンド
シャベルは、Discordのボイスチャンネルでメッセージを音声で読み上げる便利なBOTです。
まずは、読み上げを開始・終了するための基本コマンドを押さえておきましょう。
これらを覚えることで、必要なタイミングで読み上げをコントロールできるようになります。
読み上げを開始・終了するには
読み上げBOT「シャベル」は、テキストコマンドで簡単に起動・停止が可能です。
最も基本的なコマンドは、読み上げ開始の「!sh s」と、終了の「!sh e」です。
シャベルには色違い(赤・緑)が存在するため、使っているBOTに応じて、赤シャベルなら「!shr s」、緑シャベルなら「!shg s」と入力します。
チャンネルごとの読み上げ管理
すべてのチャンネルで読み上げを停止したくない場合は、特定チャンネルだけを対象に停止する「!sh ec #チャンネル名」が便利です。
これにより、複数のボイスチャンネルを使い分けるサーバーでも、柔軟に読み上げを調整できます。
また、コマンドはチャンネル名を正確に指定する必要があるため、入力時は注意が必要です。
読み上げの状態を確認する
現在どのチャンネルが読み上げ対象になっているのかを確認したい場合は、「!sh ss」を使うことで、設定状況の一覧が表示されます。
この機能を使えば、BOTの状態を把握しやすくなり、誤作動の防止にもつながります。
複数の管理者がいるサーバーでは、定期的にこのコマンドでチェックすることをおすすめします。
音声を好みに調整!カスタム設定の使い方
シャベルの魅力は、読み上げ音声を細かくカスタマイズできる点にあります。
読み上げる声の種類や速度、どの情報を読み上げるかなど、自分好みに設定可能です。
ここでは、よく使われる調整コマンドについて詳しく解説していきます。
声の種類やスピードを変更する方法
シャベルでは、音声のトーンやテンションを調整することができます。
「!sh uv 声種 速度 高さ」の形式で指定することで、たとえば「!sh uv happy 0.5 0.3」のように使えます。
声種には normal / happy / bashful / angry / sad などがあり、数字で速度や高さも自由に変更可能です。
名前や絵文字の読み上げをオン・オフにする
発言者の名前を読み上げるか、絵文字を読み上げるかなども個別に設定できます。
以下のようなコマンドを使い分けて調整しましょう。
- !sh read_name on/off:名前を読み上げるかどうか
- !sh read_emoji on/off:絵文字の読み上げ
- !sh read_bot on/off:BOTの投稿を読み上げるかどうか
読み上げ対象を適切に絞ることで、ノイズを減らし、聞きやすい環境が作れます。
その他の便利な読み上げ設定
一部の投稿だけを読み上げたい場合や、読み上げ内容をシンプルにしたい場合には、次のコマンドが役立ちます。
- !sh read_limit 数値:1投稿で読み上げる最大文字数を設定
- !sh read_multi on/off:2行目以降も読み上げるかどうか
- !sh sukkiri on/off:シャベルからの返信を簡素化(すっきりモード)
これらを上手に使うことで、会話のテンポや雰囲気を自分たちに合わせてコントロールできます。
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特定の言葉の読み方を変える「辞書機能」
Discordでの会話では、ユーザー名やネットスラング、固有名詞など、正しく読み上げられない言葉もあります。
そんなときに便利なのが、シャベルの「辞書登録機能」です。
ここでは、読み方を指定して登録する方法と、その管理方法を紹介します。
単語の読み登録と削除の方法
言葉の読みを指定するには、「!sh aw 単語 よみがな」という形式でコマンドを入力します。
たとえば「推し活」を「おしかつ」と読み上げたい場合、「!sh aw 推し活 おしかつ」と入力します。
逆に、登録した読み方を削除したい場合は、「!sh dw 単語」を使います。
登録ワードのエクスポートと一括削除
読み方を複数登録したあと、管理やバックアップをしたいときには、エクスポート機能が便利です。
「!sh export_word」で現在の辞書を一覧で出力できるので、別の環境で再利用することも可能です。
登録した読みをまとめて削除したい場合は、「!sh delete_all_word」で一括リセットが可能です。
辞書の一括読み込みにも対応
すでに他の場所でエクスポートした辞書データを取り込む場合は、「!sh import_word」を使用します。
これにより、別サーバーで使っていた読み方の設定を簡単に再現することができます。
頻繁に設定を共有する環境では、これらのコマンドを活用することで作業効率が大幅に向上します。
サーバー管理者向けの便利コマンド
シャベルは誰でも使えるBOTですが、サーバー全体の設定を管理したい場合は、管理者専用のコマンドを知っておくことが重要です。
ここでは、読み上げ環境の一括管理や、メンバーの操作権限を制限する方法などを解説します。
複数人が使うサーバーでは、これらのコマンドがトラブル防止に大きく役立ちます。
設定の確認とアクセス権の制御
まず、シャベルの全体設定を確認したい場合は、「!sh ss」を使います。
このコマンドで現在の読み上げ対象チャンネルや、適用されている設定が一覧表示されます。
そして、特定の役職(ロール)のみが設定変更できるように制限するには、「!sh white_list_role 役職名」を使用します。
コマンドの接頭辞をカスタマイズする
シャベルのコマンドは通常「!sh」などの接頭辞で始まりますが、同じBOTを複数導入しているサーバーでは、接頭辞の変更が必要になることもあります。
そんなときは、「!sh prefix 新しい文字列」を使えば、接頭辞を自由に変更可能です。
例:「!sh」→「!読」など、自分の好みに合わせたカスタマイズが可能です。
複数BOTの使い分けと管理の注意点
赤シャベル・緑シャベルなど、複数の色付きBOTを同じサーバーで使う場合、それぞれの設定や接頭辞が混ざらないように注意が必要です。
あらかじめ接頭辞を変えておくことで、操作ミスを防ぐことができます。
また、BOTごとに読み上げ設定や辞書も分かれているため、必要に応じてそれぞれに同じ設定をコピーすることをおすすめします。
Discordでシャベルを快適に使いこなすためのまとめ
Discordでの読み上げに特化したBOT「シャベル」は、誰でも簡単に使える上に、細かく設定をカスタマイズできる優れたツールです。
基本的な読み上げ開始・終了のコマンドから、声の変更や辞書機能、さらには管理者向けの細かな設定まで、幅広いニーズに対応しているのが最大の魅力です。
今回紹介したコマンドを活用すれば、あなたのサーバーでも快適でストレスのない音声環境を実現できます。
とくに、辞書機能や読み上げ設定のカスタマイズは、長く使うほどその便利さを実感できる機能です。
初めて導入する方はまず基本コマンドから試し、慣れてきたら設定の幅を広げてみてください。
あなたのDiscord環境が、シャベルによってより快適で楽しいものになることを願っています。
この記事のまとめ
- シャベルの起動・停止は「!sh s」と「!sh e」で操作可能
- 声の種類や読み上げ速度を自由にカスタマイズ可能
- 発言者名や絵文字の読み上げON/OFF設定ができる
- 辞書機能で単語ごとの読み方を登録・管理できる
- 辞書のエクスポート・インポートで効率的に設定共有
- 管理者向けにロール制限やプレフィックス変更も対応
- 複数BOTの併用時も設定分離で快適に使い分け可能
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