この記事を読むとわかること
- スマートウォッチをやめたくなる主な理由
- 「使いこなせない=必要ない」とは限らない理由
- 約1年使ってわかった、無理なく続けるための考え方
スマートウォッチを使い始めて、もうすぐ1年になります。
そんな私が「スマートウォッチをやめた」という人がいることを知ったとき、最初に思ったのは、
「やめる理由なんてあるの?」
ということでした。
私はFitbit Inspire 3を使っています。20年ほど腕時計をしていなかったのに、今ではお風呂に入るとき以外、ほとんど外しません。
とはいえ、使いこなしているかと聞かれると微妙です。通知はほとんど見ませんし、一番よく使う機能は時計です。
使いこなせていないのに、なぜ私は使い続けているのだろう。
スマートウォッチをやめる理由と自分の使い方を比べながら、考えてみました。
スマートウォッチをやめた理由を、自分の使い方と比べてみた
スマートウォッチを使わなくなる理由を考えてみると、充電や通知、健康データ、装着の負担などがあります。
一つひとつは小さなことでも、毎日続けば面倒になる。その感覚は、私にも分かるところがあります。
実際、1年近く使ってきた私にも「これは期待していたのと違ったな」と感じた機能がありました。
充電が面倒になる
スマートウォッチは、普通の腕時計と違って充電が必要です。
スマホ、イヤホン、パソコン。すでに身の回りには充電するものがたくさんあります。
そこへ腕時計まで加われば、「もう面倒だ」と感じる人がいても不思議ではありません。
私の場合、充電はあまり負担になっていません。
お風呂に入るときだけFitbit Inspire 3を外して、そのまま充電しています。
お風呂から出たら、また腕につけます。
健康指標を記録したいので、それ以外の時間は寝るときも含めて、ほぼつけたままです。
考えてみると、私は「スマートウォッチを充電する」という時間をわざわざ作っていません。
もともと外す時間に、ついでに充電しているだけです。
Googleの公式仕様では、Fitbit Inspire 3のバッテリー駆動時間は最大10日間とされています。
実際の駆動時間は、使用方法や設定などによって変わります。
通知に疲れてしまう
私が「これはやめる理由になるかもしれない」と感じたのが通知です。
購入前は、スマホを取り出さなくても腕で通知を確認できることに少し期待していました。
ところが実際に使ってみると、私には画面が小さくて見づらい。
通知については、正直なところ少し期待外れでした。
そのため、今ではほとんど見ていません。
でも、それを理由にスマートウォッチをやめようとは思いませんでした。
通知を見るために買ったわけではなかったからです。
もし通知を一番の目的にしていたら、私も違う結論になっていたかもしれません。
健康データが多すぎて、何を見ればいいのか分からない
もう一つ、私自身が困ったのが健康データでした。
Fitbitでは心拍数や睡眠など、さまざまな情報を確認できます。
便利ではあるのですが、私には情報量が多すぎました。
「結局、私は何を見ればいいんだろう」
そう思うようになりました。
私が知りたいことは、それほど多くありません。
体調を崩す前兆が出ていないか。
知りたかったのは、ほぼそれだけです。
そこで、必要な健康指標を取得して、サマリをSlackへ送る小さなアプリを自作しました。
必要な情報だけを見て、振り返るときにはChatGPTにも整理や説明を手伝ってもらっています。
もし公式アプリだけを使っていたら、私も途中でやめていたかもしれません。
結局、スマホで十分だと感じる
通知を見るなら、私もスマホのほうが使いやすいです。
時間だってスマホで分かります。
実際、Fitbit Inspire 3を買うまでの約20年間、私は腕時計をしていませんでした。
そんな私が、今ではお風呂以外ほとんど外していません。
理由を考えてみると、私はスマートウォッチを「小さなスマホ」として使っていないからだと思います。
普段は時計。
その裏側で、心拍数などの健康指標を記録してもらう。
私にとっては、スマホの代わりというより、身につけているセンサーに近い存在です。
「使いこなせない」と悩む前に、何のために買ったのか考えてみる
通知はほとんど見ない。公式アプリも十分に使いこなせていない。
それなのに、私はなぜスマートウォッチを使い続けているのでしょうか。
自分の使い方を振り返ってみると、答えは機能の数ではなく、買ったときの目的にありました。
私が欲しかったのは、スマートウォッチではなく「物差し」だった
Fitbit Inspire 3を買ったきっかけは、退職でした。
会社員だったころは、体調が悪くなれば有給休暇を取ることができました。
それに、長く働いているうちに、自分なりの体調不良の前兆も分かるようになっていました。
たとえば、帰りの電車。
目をつぶって数分で眠ってしまうような日は、「今日はだいぶ疲れているな」と感じていました。
医学的な指標ではありません。
長年働く中で身についた、自分なりの物差しです。
ところが退職して転職すると、生活が変わります。
有給休暇もリセットされますし、新しい職場では、これから信頼関係を作っていかなければなりません。
当時の私は、なるべく体調を崩して休みたくないと考えていました。
そこで、感覚だけではなく数字からも体調の変化を見られないだろうかと思い、スマートウォッチを使い始めました。
私が欲しかったのはスマートウォッチそのものではなく、体調を崩す少し前に気づくための「物差し」だったのです。
Fitbit Inspire 3を選んだ理由は、値段と「少し遊べそう」だったから
ここまで書くと、健康管理のために何機種も比較して、Fitbit Inspire 3を厳選したように見えるかもしれません。
実際は、そこまで考えていません。
一番大きかった理由は値段です。
そこそこのことができれば十分だと思っていました。
もう一つ理由を挙げるなら、当時JavaScriptを少し触りたかったことです。
健康データを使って何か作れないか。Slackと連携するような仕組みも作れるだろうか。
ChatGPTにも相談しながら調べて、「これなら自分でも少し遊べそうだ」と考えました。
健康指標を取るという実用面と、エンジニアとして少し作ってみたいという興味。
その二つが重なって選んだのがFitbit Inspire 3でした。
公式アプリが合わなかったので、自分が見たい形にした
自作アプリを作ったのは、退職してから次の職場へ参画するまでの休みの時期です。
図書館へ行き、2〜3日ほど、1日2〜3時間くらい作業しました。
といっても、コードの多くはAIに手伝ってもらっています。
私は「こういうものが欲しい」と要求を出す。
出てきたものを確認して、構成や可読性を調整する。
また要求を出す。
そんな作り方でした。
仕事として作っていたわけではないので、試しながら作る時間そのものも楽しんでいました。
そして完成したのが、必要な健康指標をまとめてSlackへ送る仕組みです。
振り返ってみると、私はFitbitの機能を頑張って使いこなしたわけではありません。
自分が必要なところまで、情報を減らしただけでした。
「理解できない」のではなく、疲れていただけかもしれない
この仕組みを作ってから、印象に残っていることがあります。
当時、私はWebスクールの動画コンテンツを毎日のように電車で見ていました。
ところが、なんとなく内容が頭に入らない日がありました。
内容が難しいのだろうか。
それとも、自分の理解力に問題があるのだろうか。
最初は、そんなふうに考えていました。
でも、記録していた健康指標をAIと振り返ってみると、疲れを疑う材料になる変化が数字にも出ていました。
そこで、その日は電車で勉強するのをやめる。少し早く寝る。
そんな判断をするようになりました。
以前なら、「分からないなら、もっと勉強しないと」と考えていたかもしれません。
でも、理解できない理由が努力不足ではなく、単に疲れているからだとしたら。
必要なのは、もう一時間勉強することではなく、休むことかもしれません。
自分の感覚だけでは気づかなかったことを考える材料が、一つ増えた。
私がスマートウォッチに求めていたのは、こういうことだったのだと思います。
スマートウォッチは、すべての機能を使いこなさなくてもいい
今の私がFitbit Inspire 3で一番よく使う機能は時計です。通知はほとんど見ません。
それだけを見ると、「スマートウォッチを使いこなせていない」と言えるのかもしれません。
でも、自分の使い方を振り返ってみて、私は少し違う見方をするようになりました。
使っていない機能があっても、必要な役割を果たしていればいい
新しい道具を買うと、できることを全部試したくなります。
エンジニアをしている私も、新しい機能を見ると触ってみたくなるほうです。
でも、長く使う道具まで、すべての機能を使う必要はありません。
私の場合、通知は期待外れでした。
公式アプリも、そのままでは情報が多すぎました。
普段一番使っているのは時計です。
それでも、最初に欲しかった健康指標は記録できています。
そして、その数字が「今日は少し休んだほうがいいかもしれない」と考える材料になっています。
それなら、私には十分です。
「使えていない機能」ではなく「必要な機能」を見てみる
もしスマートウォッチを使いこなせていないと感じているなら、使っていない機能を数える前に、一度だけ考えてみてもいいと思います。
そもそも、何のために買ったのだろう。
運動を記録したかった。
睡眠を振り返りたかった。
通知を見たかった。
健康管理の材料が欲しかった。
その目的がもう必要ないなら、スマートウォッチの役目は終わったのかもしれません。
一方で、必要な役割は残っているのに、余計な機能が面倒になっているだけなら、使い方を少し変えればいいこともあります。
私自身、公式アプリだけを使っていたら、途中でやめていたかもしれません。
自分に必要な情報だけを見るようにしたから、今も続いています。
使いこなせないから、必要ない。必ずしも、そうではないようです。
スマートウォッチをやめた理由についてよくある質問
ここまでの内容を踏まえて、「スマートウォッチをやめた理由」や「使いこなせない」と感じたときに気になりやすい点をまとめます。
Q.スマートウォッチをやめた理由にはどんなものがありますか?
充電の手間、通知のわずらわしさ、装着の負担、健康データを見る面倒さ、スマホだけで十分だと感じることなどがあります。
ただし、何を負担に感じるかは製品や利用目的、生活スタイルによって変わります。
私自身は通知をほとんど使っていませんが、購入目的だった健康指標の記録には役立っているため使い続けています。
Q.スマートウォッチを使いこなせないなら、やめたほうがいいですか?
すべての機能を使えていないことだけで、やめる必要はないと思います。
大切なのは、購入した目的に役立っているかどうかです。
私の場合は時計として使う時間が多いものの、その裏側で欲しかった健康指標を記録できています。
Q.スマートウォッチは結局スマホで十分ではありませんか?
目的によります。通知を見ることが中心なら、私自身もスマホのほうが使いやすいと感じます。
一方で、私はスマートウォッチをスマホの代わりではなく、身につけたまま健康指標を記録するセンサーとして使っています。
Q.スマートウォッチの充電が面倒なときはどうすればいいですか?
入浴中など、もともとスマートウォッチを外している時間に充電すると、充電だけの時間を作らずに済みます。
私は入浴中に充電しています。ただし、バッテリー駆動時間や必要な充電頻度は製品や使用状況によって異なります。
Q.スマートウォッチの健康データは毎日確認したほうがいいですか?
利用目的によります。私はデータを継続して記録していますが、すべての数字を常に確認しているわけではありません。
必要な情報をまとめて振り返る使い方をしています。
測定値だけで健康状態を判断するのではなく、一つの参考情報として扱っています。
まとめ|「使いこなせない」より、何のために使うのかを考えてみる
スマートウォッチを使い始めて、もうすぐ1年。
20年ほど腕時計をしていなかった私が、今ではお風呂に入るとき以外、ほとんどFitbit Inspire 3を外しません。
だから最初は、「スマートウォッチをやめる理由なんてあるの?」と思っていました。
でも、自分の使い方を振り返ってみると、やめる理由も少し分かるようになりました。
通知は期待していたほど使っていません。
公式アプリも、私には情報が多すぎました。
もし、それらを「せっかく買ったのだから使いこなさなければ」と思っていたら、私も途中で面倒になっていたかもしれません。
それでも使い続けているのは、最初の目的が変わっていないからです。
私が欲しかったのはスマートウォッチではなく、体調を崩す少し前に気づくための「物差し」でした。
普段は時計を見る。
その裏側で健康指標を記録してもらう。
必要なときだけ振り返る。
疲れているかもしれないと思ったら、その日は少し早く休む。
今の私には、それくらいがちょうどいいようです。
もし「スマートウォッチを使いこなせていない」と感じているなら、使っていない機能の数ではなく、「自分が欲しかった役割を、今も果たしてくれているか」を考えてみてはいかがでしょうか。
情報ソース・引用元
製品仕様や機能については、Googleが公開している公式情報を参照しています。
本記事の使用感や自作アプリに関する内容は、筆者自身の体験に基づいています。
ウェアラブルデバイスの健康関連データやAIによる説明は医療上の診断を目的としたものではありません。
体調に不安がある場合は、医師などの専門家へご相談ください。
この記事のまとめ
- 充電や通知の負担は、やめる理由になり得る
- すべての機能を使いこなす必要はない
- 大切なのは「何のために使うのか」
- 必要な役割を果たしていれば、それで十分!
