Facebookページを運営していると、管理者の追加や変更、ページ名やカテゴリの見直し、URLのカスタマイズといった細かい設定を行う必要があります。
また、Webサイトにページを埋め込むための「Facebookページプラグイン」の導入も検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、facebookページの管理者として最低限知っておきたい「名前変更」「カテゴリ設定」「URL変更」「プラグイン導入」の具体的な方法をわかりやすく解説します。
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この記事を読むとわかること
- Facebookページの名前・カテゴリ・URLの変更方法
- 管理者権限の役割と共同管理の注意点
- ページプラグインの導入手順と活用ポイント
Facebookページ管理者が行える主な変更とは?
Facebookページの管理者になると、さまざまな設定変更や運営に関する操作が可能になります。
しかし、すべての操作が自由にできるわけではなく、管理権限の種類によってできることに違いがあります。
このセクションでは、特に「管理者」が行える代表的な操作について詳しく紹介します。
管理者としてできる権限とその範囲
管理者(Admin)は、Facebookページのすべての操作を行える最上位の権限です。
投稿の作成・削除、広告の出稿、インサイトの確認、コメント対応だけでなく、他のユーザーを編集者やモデレーターとして追加・削除することも可能です。
ページ設定のすべてにアクセスできる立場であるため、組織やチームで運用している場合は慎重に権限を振り分けることが重要です。
共同管理者の追加・削除方法
ページの役割を変更するには、Facebookページの設定画面にアクセスし、「新しいページの役割を割り当てる」からメールアドレスまたは名前を入力して追加できます。
追加後は「管理者」「編集者」「モデレーター」などの役割を選択可能で、役割ごとに異なる権限が割り当てられます。
削除する場合は、同じ画面で対象ユーザーの横にある「削除」をクリックすることで簡単に解除できます。
複数人で管理する際の注意点
複数人でFacebookページを運営する際は、「誰が何をできるのか」を明確に把握しておくことが重要です。
特に管理者権限は他の管理者を削除することも可能なため、信頼できる人物のみに付与しましょう。
運用ミスや不正操作を防ぐためにも、定期的にページの役割設定を見直すことをおすすめします。
Facebookページの名前変更の正しい手順
Facebookページの名前はブランドや事業内容を示す重要な要素であり、変更が必要になる場面も少なくありません。
ただし、Facebookでは名前変更に一定の条件や審査があるため、正しい手順で申請を行う必要があります。
このセクションでは、ページ名の変更手順と注意点について詳しく解説します。
変更の条件と注意点
Facebookページの名前を変更するには、あなたがそのページの管理者であることが前提です。
また、名前の変更はFacebookのガイドラインに準拠している必要があり、「誤解を招く内容」「記号の多用」「スパム的表現」などは禁止されています。
頻繁な名前変更は承認されにくくなるため、計画的に変更を行うことが求められます。
名前変更申請の流れと承認のタイミング
ページ名の変更は、Facebookページの「設定」→「ページ情報」→「名前」欄から申請できます。
新しい名前を入力して保存すると、Facebookの審査が入り、通常は数時間~3日以内に承認または却下されます。
変更が承認されるとすぐに新しいページ名が表示され、旧名は一切残らないため、ブランド認知の観点からも注意が必要です。
変更が承認されなかった場合の対応
申請が却下された場合は、Facebookからの通知メッセージで理由を確認しましょう。
一般的には「ガイドライン違反」「商標の問題」「短期間での複数回申請」などが理由となります。
理由を解消したうえで、再度申請を行うか、ビジネスアカウントからFacebookサポートに問い合わせる方法もあります。
Facebookページカテゴリの設定・変更方法
Facebookページでは、自社やブランドのジャンルに応じてカテゴリを設定することができます。
このカテゴリ設定は検索結果やおすすめ表示にも影響するため、適切に設定することが重要です。
ここでは、カテゴリの確認・変更手順と、選び方のポイントを解説します。
カテゴリが表示される場所と影響
Facebookページのカテゴリは、ページ名のすぐ下に表示され、ユーザーがページの業種や目的を把握するための手がかりとなります。
また、Facebook内検索やレコメンドにおいてもカテゴリが活用されるため、正確な設定は集客効果にも影響します。
誤ったカテゴリを設定していると、ユーザーに誤解を与えるだけでなく、表示機会を失う可能性もあります。
カテゴリ変更の手順
カテゴリはFacebookページの「設定」または「ページ情報」セクションから変更できます。
「カテゴリ」欄に業種や分野を入力すると候補が表示され、その中から最大3つまで選択可能です。
保存を忘れずに行うことで即時反映されますが、変更内容がFacebookの方針に反すると警告が出る場合もあります。
適切なカテゴリを選ぶポイント
カテゴリ選びで迷った場合は、競合ページや似た業種の人気ページがどのカテゴリを使っているかを参考にするとよいでしょう。
また、カテゴリ名は日々追加・変更されているため、定期的に見直すことでより最適な設定にアップデートできます。
自社の強みや発信内容と合致するキーワードを基準に選ぶのがポイントです。
FacebookページのURLをカスタマイズする方法
Facebookページには、デフォルトで長いID付きのURLが割り当てられています。
しかし、ブランド名や店名などに合わせてカスタマイズされたURLを使うことで、ユーザーにとっても覚えやすく、信頼性の高いページになります。
このセクションでは、FacebookページのURL(ユーザーネーム)の設定方法をわかりやすく解説します。
カスタムURL(ユーザーネーム)設定の手順
FacebookページのURLは、「@ユーザーネーム」の形で設定され、それがページの短縮URLにも反映されます。
設定手順は、ページのホーム画面上部にある「@ユーザーネームを作成」または「編集」をクリックし、希望の名前を入力するだけです。
他のユーザーと重複しないユニークな名前であれば即時に反映され、以下のようなURLに変わります:
https://www.facebook.com/あなたのページ名
ユーザーネームの設定条件と制限
ユーザーネームにはいくつかの制限があります。英数字とピリオドのみが使用可能で、5文字以上である必要があります。
また、Facebookのポリシーに基づき、不適切な表現や商標侵害の可能性がある名前は使用できません。
フォロワーが少ないページでは一時的に設定できない場合もありますので、その場合は一定数の「いいね!」を集めてから再挑戦しましょう。
一度設定したURLは変更できる?
基本的には、FacebookページのURL(ユーザーネーム)は一度のみ変更可能です。
ただし、変更後に誤りに気付いた場合や、ブランド名の変更など正当な理由がある場合は、Facebookに申請することで再変更が可能なケースもあります。
とはいえ、繰り返しの変更はリスクが伴うため、最初の設定時に十分に検討することが重要です。
Facebookページプラグインの設置方法
Facebookページを自社サイトやブログに埋め込むことで、訪問者にページの存在を知らせたり、直接「いいね!」してもらうことが可能になります。
このときに便利なのが、Facebookが提供している「ページプラグイン」です。
ここでは、ページプラグインの活用方法と埋め込み手順を詳しく紹介します。
プラグインでできることと利用シーン
Facebookページプラグインを利用すると、Webサイト上でページのタイムラインやプロフィール写真、「いいね!」ボタンなどを表示できます。
主な利用シーンとしては、企業サイトのサイドバー、ブログ記事下、ランディングページなどがあります。
ユーザーがSNSに遷移せずに情報にアクセスできるという点で、コンバージョン向上にもつながる機能です。
公式ツールを使ったコード生成と埋め込み手順
Facebookが提供するページプラグイン作成ツール(Page Plugin公式ページ)にアクセスします。
ここで自分のFacebookページURLを入力し、表示オプション(幅・高さ・カバー写真の表示有無など)を設定すると、自動的にHTMLコードが生成されます。
このコードを、表示させたいWebページのHTML内(多くの場合はウィジェットやHTMLブロック)に貼り付ければ完了です。
設置の注意点とレスポンシブ対応
ページプラグインはデフォルトではレスポンシブ対応ではないため、スマホ表示でレイアウトが崩れることがあります。
これを防ぐには、外部CSSでサイズを調整するか、表示幅を固定値ではなく%指定にすることで対応可能です。
また、FacebookのSDK(JavaScriptライブラリ)を同時に読み込む必要があるため、ページに複数のSNSプラグインを設置する場合は読み込みの重複に注意しましょう。
Facebookページ管理に必要な設定と活用法まとめ
Facebookページは、ビジネスや個人のブランドを広くアピールするための重要なツールです。
しかし、ただ作るだけではなく、各種設定を正しく行い、目的に応じた運用をすることが成果につながります。
これまで紹介してきた管理・変更項目を、改めて総まとめとして整理しておきましょう。
まず、ページの管理者は最上位権限として、名前・カテゴリ・URL・管理者追加といったすべての設定を行うことができます。
これらの情報はブランドの印象や検索性に直結するため、運用開始時はもちろん、内容に変化があった際にも適宜更新することが重要です。
管理者を複数設定する場合は、信頼性と役割の明確化がカギになります。
さらに、Facebookページの情報をWebサイトやブログに埋め込むことで、訪問者との接点を増やすことが可能です。
このとき活躍するのが「Facebookページプラグイン」で、タイムラインやいいね!ボタンを自然に表示できます。
ブランド強化やリード獲得の補完として非常に有効なので、積極的に活用していきましょう。
最後に、Facebookページは一度作ったら終わりではありません。
投稿の更新、インサイトの分析、役割の見直しといった日常的な運用の中で、効果的な改善を繰り返していくことが成功のカギです。
常に最新の仕様に対応し、ページを最適な状態に保つことで、ユーザーとの信頼構築につながります。
この記事のまとめ
- Facebookページ管理者ができる操作を網羅
- 名前変更には審査があり、承認が必要
- カテゴリ設定は検索結果にも影響
- URLはユーザーネーム設定で短縮可能
- カスタムURLは一度のみ変更可能
- ページプラグインでWebサイトに埋め込み可能
- プラグインは公式ツールでコード生成
- 複数人管理時は役割分担と信頼性が重要
- 定期的な見直しと運用改善が成功の鍵
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