facebookでは原則として本名の使用が求められていますが、実名を避けたい事情を持つ方も多くいます。
特にプライバシーや安全性の観点から、本名を公開せずにfacebookを利用したいというニーズは年々増加しています。
この記事では、本名を使わずにfacebookを利用する方法や、本名の非公開設定について詳しく解説します。
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この記事を読むとわかること
- facebookで本名以外を使うリスクと工夫
- 本名を非公開にするための具体的な設定方法
- ニックネームやページ活用による代替手段
facebookで本名以外を使うことはできるのか?
facebookでは、アカウント作成時に「実名」の使用がポリシーとして定められています。
しかし、実生活での安全確保やプライバシーの観点から、実名以外を使いたいという声も少なくありません。
ここでは、facebookで本名以外を使うことの可否やリスク、そして実際のユーザーの工夫について解説していきます。
facebookの実名ポリシーとは?
facebookでは、「本名ポリシー(Real Name Policy)」に基づき、実際に日常生活で使用している名前での登録が求められています。
この名前とは、本人確認書類に記載された名前と一致する必要があることが明記されています。
このポリシーは偽名やなりすましを防ぐこと、またコミュニティの信頼性を保つ目的で導入されているとされています。
偽名の使用は規約違反になる?
facebook上で完全に架空の名前や芸名などを使うと、アカウントの停止や削除対象になる可能性があります。
また、他人の名前を使った場合は、なりすまし行為と判断され、厳しい処分が下されることもあります。
そのため、名前を変更する場合には、「ニックネーム」や「ミドルネーム」などの項目を活用し、本名の一部だけを使う工夫が現実的な選択肢となります。
一方で、facebookは2023年以降、性の多様性や文化的背景への配慮から、名前に関して一部柔軟な運用を始めているという声もあります。
「日常的に使っている名前であれば、書類と完全に一致していなくても認められる場合がある」とする一部サポート文書も存在します。
ただし、これが正式にどの範囲まで許容されるかは明言されておらず、運用のグレーゾーンといえる部分でもあります。
本名をfacebookで非公開にする方法
facebookでは基本的に実名を表示する仕様となっていますが、表示範囲を制限する設定によって、本名を他人に見せない工夫をすることが可能です。
また、名前そのものを目立たせずに利用するテクニックも存在します。
ここでは、本名を完全に隠すことはできないものの、特定の人から見えないようにする設定方法や、表示を最小限に抑えるコツを紹介します。
名前の変更方法と注意点
facebookでは「設定とプライバシー」→「設定」→「個人情報」から名前の変更が可能です。
ただし、名前の変更は60日以内に再度行うことができません。
そのため、変更時には誤字や適用ミスがないよう十分に注意しましょう。
また、過度にニックネームや記号を使った場合、facebookの審査で拒否されることがあります。
文化的・言語的に許容される範囲での表記にとどめることが重要です。
公開範囲の設定で本名を見せない工夫
facebookでは、プロフィール情報の公開範囲を個別に設定できます。
名前自体は完全非表示にはできませんが、検索に表示されにくくする方法は以下の通りです。
- 「検索エンジンにプロフィールを表示させない」にチェックを入れる
- 「友達以外には投稿を非表示」に設定する
- 「友達リクエストの受信範囲」を「友達の友達」に制限する
さらに、「連絡先情報」や「職歴」「学歴」などの情報も非公開にしておくと、本人特定のリスクを下げることができます。
一部の利用者は、表示名にイニシャルを使うなど、工夫をこらして身元をぼかしています。
facebookで実名以外を使う代替手段
facebookは基本的に実名主義ですが、それでも実名を直接表示しない方法や、他の形式での表現を使えば、ユーザーの意図に近い形で利用することが可能です。
ここでは、実名を前面に出さずにfacebookを活用する代替的な手段を紹介します。
特にビジネス用途や限定的なコミュニティ利用を考えている方にとっては、有効な選択肢となるでしょう。
ビジネスページやニックネームの活用
facebookには「Facebookページ」という機能があります。
これは個人アカウントとは別に作成でき、店名やブランド名、キャラクター名などで運営することが可能です。
個人名を前面に出したくない場合、このページ機能を使えば、本名を表示せずに情報発信ができます。
また、facebookのプロフィールには「別名(ニックネーム)」を追加する機能があり、ここにペンネームや通称を記載しておくことで、実質的にそちらを目立たせる工夫も可能です。
サブアカウントやグループ限定の利用方法
facebookは1人につき1アカウントが原則ですが、2023年から「追加プロフィール機能(サブプロファイル)」が一部地域で導入され始めました。
これは、本アカウントに紐づけた別の名前で活動できる仕組みで、ニックネームやキャラクター名の使用が可能です。
ただし、日本ではまだ正式導入されておらず、使用できるかは地域によって異なります。
また、「非公開グループ」や「クローズドコミュニティ」内でのみ活動することで、外部に本名が広がるリスクを抑えることもできます。
特定メンバーだけに閲覧・投稿が制限される設定を行えば、実質的に安心して発言できる環境を作ることが可能です。
facebookで本名以外・本名非公開で利用するためのまとめ
facebookでは原則として本名使用が求められていますが、運用上の工夫によって実名を目立たせずに利用することは可能です。
名前の表示範囲を制限する設定や、ビジネスページ・ニックネーム機能などを活用すれば、本名を公開せずに情報発信や交流を行うことも十分に可能です。
また、2023年以降に導入された「追加プロフィール機能」や、クローズドグループでの利用なども、今後注目すべき選択肢といえるでしょう。
ただし、完全に本名を伏せて使うことは現状のfacebookでは難しいため、表示される範囲や場面をどう制御するかがカギとなります。
規約違反となる偽名や他人の名前の使用は避けるのが前提ですが、ニーズに応じた設定と運用で、安全かつ快適なfacebook活用が可能になります。
プライバシー意識を高めながら賢く活用することで、実名主義のSNSでも自分に合った使い方ができるでしょう。
この記事のまとめ
- facebookは原則として実名登録が必須
- 偽名使用は規約違反となる可能性あり
- ニックネームや一部表記の工夫は可能
- 名前の公開範囲を制限する設定が存在
- ビジネスページや非公開グループも有効
- 追加プロフィール機能で匿名性を強化
- 安全性と信頼性を両立する使い方が鍵
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