これまでの人生で、様々な目標を立ててきたと思います。
夏休みの宿題を7月中に終わらせる、タバコを止める、健康のために毎日ジョギングする等などあったことでしょう。
では、そのすべての目標が達成できたでしょうか?
「達成できた」という方にとって、この記事は必要ありません。
しかし、目標が達成できなかった、目標が達成できるようになりたい!という方は、ぜひ記事を読み進めてください。
目標達成は一種のスキルです。
「自分には才能がない…」
「自分はダメな奴だ…」
などと落ち込む必要はありません。
基本的な知識と、地道な練習により、あなたも目標達成のスキルを身に付けることができます。
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この記事を読むとわかること
- 目標が達成できなかった理由が分かる
- 目標を達成するための方法が分かる
- 正しい目標の立て方が分かる
目標が達成できない3つの理由
目標が達成できない理由は様々ありますが、特に大きな3つの理由について説明します。
基本的なことではありますが、まずは基礎知識として知っておいてください。
やりたい目標ではない
目標達成を阻む最も大きな理由が「やりたい目標ではない」ことです。
多くの場合、目標を立てるきっかけとなるのは、学校の先生や会社の上司から「目標を立てなさい!」と指示されるケースです。
その場合、やりたくないが指示してきた人が納得しそうな目標を設定しがちです。
それでも達成してしまうような要領の良い人もいますが、この記事を読んでいるあなたは、おそらくそちら側ではないでしょう。
(私もそちら側ではありません^^;)
大事なのは「やりたくない目標は立てない」ことです。
例えテキトーに立てた目標であっても、達成できないのは少なからずモチベーションを下げます。
せめて「やってもいいかな」「やる価値はあるかな」と思える目標を立てましょう。
目標に無理がある
高すぎる目標は達成の可能性が非常に低いです。
これまで働いたことのない人が、「1年で年収1億稼ぐ!」と目標を立てたとしても…まあ達成は不可能でしょう。
もちろん、目標=チャレンジであり、これまでやったことのないこと、知らないことなので、実際に目標が妥当かどうか分からないと思います。
ではどうするか、については「目標設定の7つの法則」をご参照ください
基本方針は「今の自分よりちょっと背伸びしたレベル」です。
目標を忘れてしまっている
目標を達成するためには、目標を覚えていなければならない」
当たり前のことですが、意外と見落としがちです。
受験生が「○○大学合格!」などを紙に書いて張ったり、ハチマキにして身に付けていたりしますが、これは実際に効果があります。
ただし、「やりたい目標ではない」場合、思い出すのが苦痛になってしまうこともあります。
最初の目標設定は、妥協せず、しっかりとやってください。
次の「目標設定の7つの法則」で、しっかりとした目標設定の方法を説明します。
目標設定の7つの法則
これは、ある起業家の方から教わった目標設定の方法です。
(その方はどん底生活から10社以上の経営者にまでなった、大成功している方です)
これから紹介する7つの法則に従って進めることで、自分に合った目標がしっかり作れます。
ただし、効果はバツグンですが頭に汗をかく作業でもあります。
十分に時間をとって実施しましょう。
(読むだけではダメで、書きまくる必要があります)
法則1:具体的な目標の設定方法
まずは、具体的な目標を設定するため、以下の行います。
- 今の生活の不安不満を書き出す
- 実現したい夢・希望・理想を書き出す
それぞれ少なくとも5分間は書き出しまくってください。
打ち止めになるまで書き出すのが理想です。
50個も挙げられたら、かなりスゴイです。
なお、不安不満をすべて書きだす理由は、解放されたときのイメージをするため、実現したい夢・希望・理想を書き出す理由は、向かう先を明確にするためです。
自己分析の一環としても有効なので、妥協せずやってみることをおススメします。
法則2:具体的な手段を決める
目標ができたら、次に具体的な手段を決めてみましょう。
始めは分からなくてもOKです。後から変えるのもOKです。
分からないなりに、「こうかな?」「ああかな?」と考えて書き出してください。
こちらはあまり時間をかける必要ありません。
すでに当てがあるならそれでもOKです。
「決めた手段で本当に目標達成が可能なのか?」という疑問は、当然あると思いますが、これについては最後に説明します。
法則3:具体的なゴールを決める
ゴールは数字で具体化しましょう。
お金をたくさん稼ぐ!という目標であれば、月に○万円と決める。
スキルを身に付ける!という目標であれば、○ステップ実装すると決めるなど、数字にします。
最後のゴールだけを決めるより、途中のゴールも設定した方がイメージしやすいでしょう。
「最終的には月に○万円を稼げるようにするが、最初の月は○万円」などです。
法則4:具体的な作業量を決める
前述のゴールを「成果目標」とすると、具体的な作業量は「行動目標」に相当します。
○○円稼ぐなどの「成果目標」は運により達成が左右されることがあります。
しかし、(○○円稼ぐために)毎日○○の作業をするなどの「行動目標」は、自分のコントロール化にあるため、達成しやすいです。
あとは「成果目標」に結び付く「行動目標」を立てるだけです!
とはいえ、実はこれは非常に難しい…。これについては最後に説明します。
法則5:具体的に達成可能か振り返る
目標(成果目標、行動目標)も手段も決めた段階で、一旦、振り返ります。
あなた自身に問いかけてください。
これで達成できそうでしょうか?
本当にやりたい目標になっているでしょうか?
「何だか行けそうな気がするー」と思えたのであれば、次に進みましょう。
法則6:やり遂げられるか考える
今度は「覚悟」の部分です。
ここまで来て精神論!?と思うかもしれません。
「何だか行けそうではある」ものの、必ず行動を阻害する出来事や不測の事態が発生します。
本当にそういった障害を乗り越えられるか?あなた自身に問いかけてください…
と言いたいところですが、むしろ「どんな障害がありそうで」「どうやって乗り越えるか」を、ここで具体的に考えてみるのが良いでしょう。
実際のところ「覚悟」の程度は障害に出くわさないと分かりません。
事前に障害をシミュレートしてみれば、いざその時になっても耐性がついているでしょう。
法則7:いつまでに達成するか
最後に期限を決めます。
人間の脳は素晴らしい機能を持っていて、期限が決まっているとそれに合わせて調整してくれます。
反対に期限が無いと何もしてくれません。脳の機能を有効活用しましょう。
最後に:適切な手段と作業量とは
目標達成の7つの法則を説明しました。
これらの段階を踏んで完成した目標は、かなり達成に自信が持てるものになったのではないでしょうか。
しかし、目標達成に対して「適切な手段なのか」「適切な作業量なのか」は評価ができていないかもしれません。
実はこれらは、未経験の状態では分かりません。
ではどうするかというと「有識者に相談する」のが最善策となります。
すでに同じ道を通った有識者であれば、あなたが立てた目標に対して「適切な手段なのか」「適切な作業量なのか」が判別できる可能性が高いです。
一人だけで目標達成を試みるよりも、色々な人と共有しアドバイスをもらった方が効率がよいのが現実です。
コミュニケーションが苦手な人には悲報となりますが、最後に連携しておきますね^^;
この記事のまとめ
- 目標が達成できない3大理由は、やりたくない、無理がある、忘れる
- 目標設定の7つの法則に従って、しっかり作るべし
- 目標は有識者に共有してアドバイスを貰うのが最効率
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