この記事を読むとわかること
- Slackでの絵文字追加・削除・整理の正しい手順
- チームに合った絵文字ルールや整理方法の作り方
- フリー素材を活用した“伝わるチャット文化”の作り方
Slackを使い続けていると、いつの間にか絵文字が増えていきます。
「誰が追加したのかもわからない」「似たような絵文字がいくつもある」──そんな状態になっていませんか。
それでも、ひとつの絵文字がチームの空気をやわらげる瞬間があります。
忙しいやりとりの中で、ちょっとした「😊」「🙏」が心の距離を近づける。
だからこそ、絵文字を「整理する」「意図を持って使う」ことには意味があります。
この記事では、Slack絵文字の
- 追加方法(チーム文化を増やす)
- 削除・整理方法(ノイズを減らす)
- フリー素材活用(個性を表す)
を軸に、実務的で温かみのある「絵文字整頓術」を紹介します。
Slack絵文字を追加する方法:チームの“言葉”を増やす
Slackのカスタム絵文字は、ただの装飾ではありません。
それは「チームが使う言葉の一部」でもあります。
同じ「ありがとう」でも、そこに独自の絵文字があるだけで、空気がふっとやわらぐ──そんな経験はありませんか。
追加手順(公式推奨)
- Slackのメニューから「ワークスペース名」→「設定と管理」→「カスタマイズ Slack」を選択
- 「絵文字」タブを開く
- 「絵文字を追加」をクリック
- 画像ファイル(128×128px以下のPNG推奨)をアップロード
- ショートコード(例:
:thanks:)を設定して保存
※管理者権限が必要な場合があります。詳細は公式のManage custom emoji permissionsを参照してください。
実務での工夫ポイント
- プロジェクト専用絵文字を導入する:進捗報告や確認フローに特定の絵文字を使うことで、やり取りのスピードが上がります。
- 意味の通るショートコードを付ける:
:arigato:や:done_projectA:のように、誰が見ても分かる命名が理想です。 - 通知代わりにも使う:「確認お願いします 🙏」の代わりに
:eyes:をつけるなど、反応を省略できる工夫もおすすめです。
Slack絵文字を削除・整理する:増えすぎた絵文字に“引き算”を
Slackを長く使っていると、いつの間にか絵文字があふれかえっていきます。
「似たような表情が多すぎて探せない」「誰が作ったかわからない絵文字が残っている」──そんな状態は、実は情報の“ノイズ”になってしまいます。
絵文字削除の手順(公式手順)
- Slackのメニューから「設定と管理」→「カスタマイズ Slack」を選択
- 「絵文字」タブを開く
- 削除したい絵文字の右上にある「×」アイコンをクリック
- 削除確認メッセージで「OK」を選択
※この操作には、絵文字の作成者または管理者権限が必要です。
整理のコツ:チーム運用を“軽く”する習慣
- 定期的に「棚卸し」を行う
- プロジェクト終了時に関連絵文字を削除する
- 社内Wikiで「絵文字一覧」を共有する。
Slack絵文字フリー素材おすすめ:すぐ使える“感情のパレット”
「自作する時間がない」「デザインに自信がない」──そんなときに頼れるのがフリー素材サイトです。
信頼できるフリー素材サイト
- Slackmojis:世界中のユーザーが投稿する人気サイト。
- Emoji.gg:Discord対応素材も豊富。
- Twemoji(Twitter公式):商用利用可能で高品質。
活用のヒント
- プロジェクト専用の「テーマ絵文字」を作る
- 表情や反応を統一して“読みやすい文化”を作る
- 絵文字ガイドラインを社内Wikiにまとめる
チームで絵文字運用ルールをつくる:感情の共有を設計する
Slackの絵文字は、「感情を共有するための言語」です。
だからこそ、どんな気持ちをどんな絵文字で表現するかをチームで揃えることが大切です。
運用ルールづくりのポイント
- よく使う絵文字をリスト化する
- 追加・削除時は一言アナウンスする
- 使われない絵文字は“アーカイブ”へ
- 運用ポリシーをWiki化する
FAQ:よくある質問
Q1. 絵文字を削除すると他のメンバーにも影響しますか?
はい。削除された絵文字はワークスペース全体から消えます。
削除前にチームで共有しましょう。
Q2. 絵文字の追加や削除の権限を制限できますか?
はい。管理者は Manage custom emoji permissions から制御できます。
Q3. 推奨される絵文字のサイズや形式はありますか?
Slack推奨:128×128px以内、PNG形式、1MB以下。
透明背景のPNGが最適です。
Q4. 絵文字をチャンネル単位で管理できますか?
現時点ではワークスペース全体で共有されます。
運用ルールでの整理がおすすめです。
Q5. 絵文字のバックアップや移行は可能ですか?
公式機能はありませんが、管理者がカスタマイズページから手動で保存可能です。
まとめ:整理された絵文字は、信頼されるチームの証
Slackの絵文字は、感情を可視化するための「言葉の補助線」。
小さな絵文字が、忙しい日々の中で「気づき」や「優しさ」を運びます。
絵文字の整理とは、「今のチームに必要な気持ち」を見つめ直すこと。
混乱を減らすことは、思いやりを増やすことでもあります。
【次のアクション】
- チームで「使っていない絵文字」を10個削除してみる
- #emoji チャンネルを作り、追加・削除を共有する
- 「よく使う絵文字リスト」をWikiにまとめる
情報ソース・引用元
- Slack公式ヘルプ:Add custom emoji and aliases to your workspace
- Slack公式ヘルプ:Manage custom emoji permissions
- Slack公式ヘルプ:Use emoji and reactions
※本記事はSlack公式ドキュメントを参考に執筆しています。仕様変更や機能追加に関しては最新のSlack公式情報をご確認ください。
この記事のまとめ
- Slack絵文字はチームの感情を伝える大切なツール
- 追加・削除は公式手順に沿って安全に管理することが重要
- フリー素材を活用してチームらしい表現を増やす
- 絵文字ルールを整えることで意思疎通がスムーズに
- 整理された絵文字はチームの信頼と文化を映す証

