Discordで音量調節を自動化する方法と便利な設定

オンライン通話やゲームで欠かせないDiscordですが、相手によって声の大きさがバラバラで困った経験はありませんか。

手動で音量を調整するのは手間がかかるため、自動化できないかと考える方も多いでしょう。

今回はDiscordで利用できる音量関連の設定や、自動化に役立つ外部ツールの活用方法について解説します。

Discordでできる音量調整の自動化は限られている

Discordには音量関連の便利な機能が用意されていますが、自動化できる範囲は限定的です。

特に相手の声を自動的に均一化するような機能は現状備わっていません。

そのため、Discordの設定や外部ツールを組み合わせて調整する必要があります。

マイク入力は「自動ゲインコントロール」で調整可能

Discordの音声設定には自動ゲインコントロール（AGC）という機能があります。

これはマイクの音量を自動的に調整してくれる仕組みで、大きな声や小さな声でも一定のレベルに保ってくれます。

ただし状況によっては声が不自然に変化することもあるため、必要に応じてオフにすると快適に使えます。

相手の音量を均一にする機能は標準搭載されていない

残念ながら、Discordには相手ユーザーごとの音量を自動的に揃える機能はありません。

そのため、各ユーザーごとに音量スライダーを手動で調整する必要があります。

この点は不便に感じる人も多く、外部ソフトを使った補助的な方法が注目されています。

設定で改善できる音量調整の方法

Discordの機能をうまく活用することで、ある程度の音量トラブルは解決できます。

自分の声が勝手に変わる現象や、相手の声で音量が下がるといった問題は設定次第で改善可能です。

ここでは代表的な調整方法を紹介します。

自分の声が勝手に変わる場合はAGCをオフにする

自分の声が急に小さくなったり大きくなったりする場合は、自動ゲインコントロール（AGC）が原因のことがあります。

Discordの「音声＆映像」設定からAGCをオフにすることで、声の変化を防ぎ、自然な音量で通話できます。

マイク環境が安定している場合は、オフにするのが最も快適です。

相手の声で音量が下がるときはアテニュエーションを調整

誰かが話すと自分の音や他のアプリの音量が下がる現象は、アテニュエーション機能が影響しています。

設定画面で「アテニュエーション」のスライダーを0%にすることで、勝手に音量が下がる問題を防げます。

ゲームや作業をしながら通話する人にとって、この調整はとても有効です。

外部ツールを使った音量調整の自動化

Discord単体では限界がありますが、外部ツールを活用することで音量調整をある程度自動化できます。

特に複数人の通話で声の大きさがバラバラなときに有効です。

ここでは代表的なツールと方法を紹介します。

Voicemeeterで音声を正規化する方法

Voicemeeterは、仮想オーディオミキサーとして動作する無料ソフトです。

これを使うことで、入力される音声を自動的に正規化（音量を均一化）し、Discordに安定した音声を送ることが可能です。

導入には多少の設定が必要ですが、慣れれば複数人の通話が非常に快適になります。

AutoITなどのスクリプトで起動時に音量を設定

Windows環境では、AutoITやPowerShellを使ってDiscord起動時に音量設定を自動化することもできます。

たとえばDiscord起動後に数秒待機し、自動で音量スライダーを操作するスクリプトを組むと、毎回手動で設定する手間を省けます。

ただしアップデートで動作が変わる可能性もあるため、安定性には注意が必要です。

Discordで音量調節を自動化する方法のまとめ

Discordには便利な音量設定機能が備わっていますが、完全な自動化はまだ実現されていません。

自分の声が変化する場合はAGCをオフに、相手の発言で音が下がる場合はアテニュエーションを調整することで改善できます。

さらに外部ツールを取り入れることで、より快適な通話環境を構築できます。

日常的にDiscordを利用するなら、ちょっとした設定やツールの導入で大きな違いを実感できるはずです。

手間を減らし、安心して会話に集中できる環境を整えていきましょう。