パソコンを初期化してから捨てるには？初心者向けの基礎知識

パソコンを捨てる前に初期化するのは今や常識。
クレジットカードの番号やプライベートな情報もありますからね。

しかし、捨てるための初期化は、通常の初期化とは違うことをご存じでしょうか。

安全に捨てる方法について、ご紹介します。

この記事を読むとわかること

普通の初期化と捨てるための初期化の違い

普通の初期化とは、パソコンが不安定になったりしたとき、一度まっさらな状態にするためのものです。
特徴としては、今までのデータは「無効」とするだけで、データ自体は残っていることが挙げられます。
※無効にされたデータは、空き領域として認識され、上書きの対象となります

これからも使っていく分には何の問題もないのですが、この方法では、専門ツールを使えばデータの復元ができてしまうため、捨てる場合には完全に安全とはいえません。

捨てるための初期化では、今までのデータは「無効」とした上で、まっさらなデータで上書きする必要があります。
※「データ消去」とも呼びます

データ消去には、専用のソフトを使います。

無料、有料とあり、無料のものは削除方式（1回上書き、米国国防総省～方式など）が少な目、使用期限あり、削除できるもの制限ありといったデメリットがあります。

とはいえ、個人用途であれば、無料で十分かと思います。
廃棄事業者がデータ消去ソフトを提供している場合もあるので、先に捨てる方法を選んでしまっても良いです。

有料の使うのは、何台もデータ消去しなければならない場合や、完全に消しておかないと顧客情報が漏れてしまうような、企業に限られます。

なお、本当に確実、安全はデータ消去をしたいのであれば、「ディスクを壊してしまう」のが一番確実です。
水につけたくらいでは壊れませんが、企業や廃棄事業者の場合、ディスクシュレッダーというものでバラバラにします。

CDやDVDくらいであれば、10,000円くらいで個人用がありますが、さすがにパソコン用のものは企業用しかありませんでした^^;

パソコンを捨てる方法はたくさんあり、詳しくは関連記事で紹介しています。
関連記事：「パソコンを捨てる時の初期化がメンドウな方へ。捨て方を２つに絞って紹介します」

中には初期化のサービスもついていたり、データ消去ソフトを提供している廃棄事業者もいるので、捨てる方法を決めてしまう方がよいかもしれません。

基本的には初期化にはお金がかかりますが、無料で済む場合も…

いかがでしたでしょうか。

普通の「初期化」と捨てるための「データ消去」を区別してもらえばと思います。

それでは、スムーズなパソコンの入れ替えを！

この記事のまとめ