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AIがあれば薬剤師はいらない?現場の感覚で考える、専門職のこれから

AI

この記事を読むとわかること

  • AIが奪うのは職業ではなく作業であること
  • 薬剤師が今も必要とされる理由
  • AIを使いこなせる専門家の重要性

「AIがここまでできるなら、もう薬剤師はいらないんじゃないか?」

そんな声を耳にして、少しだけ胸がざわついた方もいるのではないでしょうか。

私自身、生成AIに初めてコードを書かせたとき、正直ちょっと怖くなりました。
20年以上積み上げてきた仕事が、数秒で「それっぽく」出てくる。

便利さより先に、「自分はどうなるんだろう」という気持ちが湧きました。
だからこそ、AIで薬剤師は不要になるのか、と不安になる気持ちは他人事ではありません。

私はSEで、薬剤師ではありません。

けれど、AIを日常的に使っている立場として、そして身近に薬剤師を見てきた立場として、今日は少し落ち着いて、このテーマを一緒に考えてみたいと思います。

AIは仕事を奪うのか?|消えるのは「職業」よりも「作業」

まずお伝えしたいのは、AIがすぐに「薬剤師」という職業を消してしまう、という単純な話ではないということです。

現場感覚で考える「作業」と「判断」の違い

私の仕事で言えば、決まったパターンのコードを書く作業は、AIがかなり上手にこなしますが、

  • この仕様で本当に事故が起きないか?
  • この設計で5年後も保守できるか?

こういった判断は、まだ人がしています。

薬剤師の仕事も、調剤の一部や定型的な確認作業は効率化されるかもしれません。

けれど、患者さんの背景や不安を踏まえて「本当にこれで大丈夫か」と考える部分は、簡単には置き換わらないと私は感じています。

AIが奪うのは「肩書き」ではなく、ルール化できる「作業」です。

AIで専門領域も分かる時代|でも使いこなせるのは誰か

最近は、AIに専門的なことを聞くと、かなり高度な内容まで答えてくれます。

医療、法律、プログラミング、経営。

一昔前なら専門書を何冊も読まなければ分からなかったことが、数秒で表示されます。

「分かる」と「使いこなせる」は違う

ただ、ここに大きな落とし穴があります。
AIが専門領域を説明できることと、それを正しく使いこなせることは、まったく別です。

私の仕事でも、AIが書いたコードは一見きれいです。
でも、「どこが危ないか」「どこが将来問題になるか」は、経験がないと見抜けません。

医療も同じではないでしょうか。

薬の説明を読むことはできる。
しかし「この患者さんにとって本当に適切か」を判断するには、知識だけでなく、現場の経験が必要です。

AIで専門領域が「分かるようになった」。
でも、それを安全に「使いこなせる」のは、その分野の専門家なのだと私は思います。

エンジニアが体験したAIの現実|便利。でも、万能ではない

AIは本当に便利です。

ここは正直に認めます。

AIは「下書きの相棒」

初めて触る言語のサンプルコード、簡単なツールの雛形、SQLのたたき台。

「とりあえず形にする」ことは、とても得意です。
忙しい現場では、このスピード感は助かります。

私も何度も救われました。

でも、最後の責任は誰が持つのか

ただ、重要なロジックやセキュリティ設計では、そのまま使うことはしません。

AIは間違っていても、とても堂々としています。
そして、きちんと謝ります。

2年ほど前、しりとりをさせてみました。

私「しりとりのルールは知ってる?」
AI「ばっちりです」
私「しりとり」
AI「むぎ」
私「違うよ」
AI「すいません。こめ」
私「違うよ…」
AI「すいません。たまご」
「違うよ!」
AI「すいません」

これが何度も続きました(笑)

AIは謝りますが、反省はしません。
反省しないため、謝罪は再発防止の証にはなりません。

だからこそ、最終的に責任を持つ人間が必要なのです。

薬剤師が必要な理由|情報を引き出し、違和感に気づく力

「AIに薬のことを聞けば十分では?」

そう思う方もいるかもしれません。

現場で起きた飲み合わせの話

身内から聞いた話です。

ある患者さんが内科を受診しました。

薬剤師さんが尋ねます。

「他のお医者さんにかかっていませんか?」

患者さんは「はい」と答えました。
しかし、実は眼科にも通っていて、飲み合わせに問題がある目薬を使っていたそうです。

患者さんは飲み薬と目薬に関係があるとは思わなかったようで、薬剤師さんが根気よく話をきいていなければ、万一のことがあったかもしれません。

AIは、入力された情報には答えます。
でも、入力されなかった情報までは拾えません。

情報を引き出す力。
表情や声色から違和感に気づく力。

これらは、現場で磨かれる専門性です。

まとめ|AI時代でも、専門職は必要か

AIは、専門的なことまで答えてくれる時代になりました。

でも、その答えを正しく使いこなせるのは、その分野を本当に理解している人です。

AIは強力な道具です。
けれど、道具を安全に扱うには技術が要ります。

もし今、不安を感じているなら、それは真剣に仕事と向き合ってきた証拠です。

AIがあるから専門職がいらないのではなく、AIがあるからこそ専門職の質が問われる。

あせらず、じっくり。
一緒に考えていけたらと思います。

情報ソース・参考情報

※本記事は、公開されている一次・準一次情報をもとに、AI時代の専門職について初心者向けに整理したものです。内容は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や法的判断を示すものではありません。実際の医療判断や契約・法的判断については、必ず公式発表や各分野の専門家の見解をご確認ください。

この記事のまとめ

  • AIが奪うのは職業ではなく作業という現実
  • 専門領域を使いこなせるのは専門家だけ
  • AIの「すいません」は反省ではないという限界
  • 飲み合わせ確認に見る質問力の重要性
  • ノンバーバルを読む力は人の領域
  • ITリテラシーの壁という現場の感覚
  • 辞書的利用では気づけない関連情報
  • 医療はやり直しがきかない世界
  • AI時代こそ問われる判断と責任
  • 専門職の価値は形を変えて残る!
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